有酸素運動から筋トレに目覚めた者です。
以前からダンベルやらアブローラーやらのトレーニング器具の紹介をしてきたのですが、これらを紹介できるのは僕が現在自宅トレーニングをしているからという面が大きいです。このため、
「ジムでトレーニングしていないから自宅トレーニング推奨してるんでしょ?」
と思われる人も多いと思います。しかし、そういうわけではないんです。人には向き不向きがあります。
今回は、自宅トレーニングに向いている人とジムトレーニングに向いている人という切り口から初心者にオススメのトレーニング場所を考えて行きたいと思います。
目次
自宅トレーニングのメリットデメリット
まず、自宅トレーニングのメリットとデメリットを考えて行きましょう。
自宅で行うトレーニングと言っても腕立て伏せや腹筋などの自重を使ったものからダンベルなどのウエイトを使ったものまであります。
自宅トレーニングのメリット
1,移動の手間がない
自宅で筋トレをするメリットとしてまず挙げられるのが、手間が掛からないという点です。ジムが自宅から遠いところにあったりすると、いくらいいジムだったとしても通うのが面倒になりますよね?
その点、自宅であれば家に帰ってきてすぐにトレーニングが出来ます。
トレーニングが終わった後もプロテインをすぐに作れて洗い物もすぐにできて、すぐにシャワーを浴びることができます。
あまりオススメしませんが、お酒を飲んで帰ってきたあとにトレーニングもできます。
2,お金が掛からない
自宅で行うのでジムの高い会費を払わなくて済みます。ジムの会費が月一万円だとすると、年間で12万円お金が浮きます。
この他にジムに行くまでの交通費を含めると、もっと多くのお金が浮くことになります。その浮いたお金でプロテインを買うことができるわけです。
どうせ筋トレをするならプロテインを飲んでおいた方が、筋肉が発達してオトクなのでジムの会費がないというのは大きなポイントです。
3,自分のやりたいようにできる
人気のジムだと、器具を使うのに順番待ちをしなければいけないときもあります。
自宅でトレーニングをする際、そこにあるダンベルは自分専用のものなので順番待ちという概念自体がそもそも存在しません。
自分のタイミングでトレーニングを開始して、自分のやりたい重量でトレーニングを行えます。
自宅トレーニングのデメリット
1,できる種目が少ない
自宅トレーニングは順番待ちがないのですが、よほど部屋にスペースがない限りジムと同じ設備を確保することができません。
なので自宅で筋トレをしている人は、ダンベル、バーベル、懸垂台ぐらいしか用意していない人がほとんどだと思います。
ダンベルがあれば全身鍛えることができるのですが、ジムだと追い込みのときにマシンを使うこともできます。ジムよりは種目が減ることは間違いありません。
2,最低限の器具がないとキツイ
ダンベルがあること前提で話を進めてきましたが、それは自宅トレーニングにダンベルが必須だと思うからです。
ダンベルがあるのとないのでは、筋トレの効率に雲泥の差がでます。
もちろんダンベルは強制ではありませんが、腕立て伏せなどの自重トレーニングでは必ず限界がきます。
もしダンベルなしで自宅トレーニングをする場合、トレーニングチューブとアブローラーは買っておいた方がいいでしょう。
詳しくは以下の2つの記事に書いてあります。
・筋トレ初心者が初めに買うべき道具まとめ【筋トレ3種の神器】
ジムトレーニングのメリットデメリット
ジムトレーニングのメリット
1,マシンを使える
ジムではチェストプレス、アブクランチといった様々なトレーニング器具を使用してトレーニングすることができます。チェストプレスは主に大胸筋に効く器具で、マシンを動かすだけなのでフォームが一定です。
初心者でも動くようにしか器具は動かないので、変な話適当にやっててもトレーニングできます。(もちろん対象筋肉の動きを意識することは重要です)
標的にした筋肉を集中的に鍛えられるので、その点でも優秀です。
2,多くの種目ができる
自宅トレーニングでバーベルまで用意している人でも、マシンを家に導入している人は少ないでしょう。
また、仮にベンチプレスの最高重量に挑戦しようとなったときにそんな重量物を一般的な日本家屋に置いておけるのかも疑問です。(何年か前に本の重さで床が抜けたという事故もありましたよね)
ジムトレーニングのデメリット
1,マシンは筋損傷が起こりにくい
筋肉は損傷と回復を繰り返して大きくなります。実はマシントレーニングというのは、筋損傷が起こりにくいという実験データがあります。
マシンはダンベルなどを使ったフリーウエイト種目と違い、元に戻す運動(エキセントリック収縮)のときに脱力しやすいという特徴があります。
「んんー、は-!」
みたいな感じで最後に器具をガシャンと元に戻してしまいやすいんですね。
科学的には、筋肉痛が起こるときはエキセントリック収縮が起こるときといわれています。
ようするに筋肥大において重要視される、筋肉痛マシントレーニングでは起こりにくいわけです。ジムではダンベルやバーベルでのトレーニングも重要です。
2,フォームの習得が難しいものがある
このデメリットに関しては自宅トレにも言えます。
ダンベルやバーベルを使うトレーニングは、少し手首の返し方を変えるだけでまったく別の部位に効くことがあります。
毎回一定のフォームで行うことが難しく、日によって効果がバラバラになってしまうこともあります。
もちろん、慣れてくればそういうこともなくなってくるのですが特に無理して高重量を扱ったときにそうなるので注意が必要です。
自宅トレーニングに向いている人
以上のことを踏まえて、自宅トレーニングに向いている人を僕なりに考えてみました。いくつか箇条書きにしてみます。
・筋トレを始めたばかりで恥ずかしい人
・お金を掛けずに体を鍛えたい人
・移動の手間を減らして筋トレ時間を確保したい人
・自分の意思で体を鍛えることが出来る人
・筋トレをするのに明確な理由がある人
筋トレを始めたばかりでジムの空気に馴染めるか不安という人は、まずは自宅から初めてもいいと思います。
ただ、自宅トレーニングは「サボり」との戦いです。自宅には筋トレをしなくていい材料がいくらでも転がっています。
そのためには、筋トレをするための明確な理由を思い描くといいでしょう。ただ痩せるのではなく「痩せてどうするのか」のようにその先の目標を見据えると意思が続きやすいと思います。
ジムトレーニングに向いている人
初心者の人でも、ジムに行った方がいいとは思います。僕の場合近くにジムがないので自宅トレーニングをしています。
・自宅の近くにジムがある
・いろんなトレーニングをしてみたい
・筋トレ仲間を作りたい
・シャワー代を節約したい
家の近くにジムがあるならそこに行くべきです。大抵のジムはシャワーがあります。24時間営業のところだったら、いつでもシャワー無料なので水道光熱費がオトクになるのであえてジムの近くに引っ越すというのもいいかもしれません。
僕は自宅トレーニングなので分かりませんが、噂によると結構筋トレ仲間はできるみたいです。最近は老若男女問わずフィットネスブームなので、ちょっとしたロマンスも期待できるかも!?(出会えなくても責任は取れません)
人ぞれぞれのライフスタイルによって、ジムに行くか行かないかを決めるといいと思います。ただ、もし家の近くにジムがあるなら僕だったら行きます。家トレよりもお得だと思います。