ウォーキングでストレス解消できるの?どこまで運動すればいい?【最適な運動法】

ウォーキングでストレス解消できるの?どこまで運動すればいい?【最適な運動法】

目次

どのくらいの運動をすればいい?

軽いストレッチで適度に筋肉をのばす

ストレス解消には運動するといい、というのは、多く知られていることと思います。

バスケットのような激しい運動から、河原を歩くような軽い運動までありますが、どの程度の運動でストレス解消効果が出るのでしょうか。

ある実験で、三万人を対象に11年間、運動とメンタルの関係性について調べられています。実験では「運動の強度」を3つに分類しました。

1、軽い運動:息が上がらず運動中に会話ができる程度のもの。ウォーキング、ストレッチ、ヨガなど。

2、中程度の運動:軽く汗をかいて息が上がるレベル。ランニングやジョギング。

3、高強度の運動:運動が終わったあとに立ち上がれなくレベル。マラソンやインターバルトレーニングなど。

分析の結果、「軽い運動を週に1時間するだけで、メンタルの悪化リスクは12パーセント下がる」ことが分かりました。

歩くだけでストレス解消

カールルーエ工科大学の実験では、1回30~60分の軽いウォーキングを週に2回だけ行った学生は、運動しなかったグループに比べてストレスが減り、期末テストの成績も上がりました。

研究チームはウォーキングの力について、一般の人々は過小評価していると言っています。

「ウォーキングで血圧が下がり体重も減る。しかし、それらのメリットだけでは心疾患に効く理由の59パーセントしか説明できない。残りの41パーセントは、ウォーキングがストレス反応を改善してくれるからだろう」

つまり、歩くだけでストレス解消できるということですね。

運動がストレスに効く理由

ランニング中の細身の女性

運動がストレスに効く理由として、

エクササイズが身体のストレス対策システムを鍛えてくれる

といったものが挙げられます。

ストレス対策システムは、脳から臓器への連絡がスムーズでなければうまく働かないので、運動によって循環器系や筋肉と脳神経を連携させることが重要です

ようするに、運動によって脳と体のつながりを取り戻すということです。

ウォーキングの他に、ラジオ体操を毎日やるというのもいいでしょう。

ラジオ体操は13の運動からできており、1回で身体のあらゆる部位を動かすことができます。血行促進、背骨や腰椎のゆがみ対策、肩こり対策、呼吸機能の促進と様々な効果が期待できます。

脳機能アップする運動量

フリーキック

また、運動にある程度の負荷があれば脳機能もアップします。これは2016年に、キャンベラ大学が行ったメタ分析によって分かりました。

過去の「運動と脳」に関する論文から質がいい36件を選び、エクササイズでどれだけのパフォーマンスが上がるか調べました。

そこで分かった、脳機能がアップする運動量の最低ラインはこれです。

「1回45分の少しキツイ運動を週に2回のペースで行う」

運動のジャンルはなんでも構いません。

バスケットでも、サッカーでも、筋トレでも、テニスでも、少し息の上がるスポーツをします。この基準を守って体を動かせば脳機能はアップします。

まとめ

「横切る黒猫」

ストレス解消効果だけを期待するのであれば、週に1時間のウォーキングでもいいです。

ただ、僕個人としてオススメしたいのは、ひとまず朝のラジオ体操を日課にするということです。

手軽だし、目も覚めます。

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