流行に乗ってしまう人の心理と原因、流行に乗るサルより孤独なぼっちを選べ

流行に乗ってしまう人の心理と原因、流行に乗るサルより孤独なぼっちを選べ

目次

なぜ行列に並んでしまうのか

「空港の入場ゲートに並ぶ人々」

行列にすぐに並んでしまうのは、他人指向型の人間の特徴です。

他人指向型とは、物事を自分の判断で決められず、他の人の判断に委ねてしまう傾向が強いタイプの人のことをいいます。

なんの行列かも分からないのに、取りあえず行列に並んでしまったり、食べログで高評価の店にしかいかなかったりする人のことです。

高評価の店は確かにおいしい店の可能性が高いのですが、行列に並んでいると、

「あんなに並んだんだから、おいしいはず!」

という認知的不調和の状態に陥り、自分で判断するのが難しくなります。

(認知的不調和についてはコチラ)

流行に流されるのも他人指向型

「買ってみたけど思っていた商品と違ってがっかり」[モデル:河村友歌]

これが流行っていると言われ、ついそれを買ってしまうということありませんか?

流行に流されやすい人というのも、行列に並んでしまう人と同じで他人指向型の人間であるといえます。

他人指向型の人間は、物事を自分の判断で決められない人です。なにも考えず、流行に乗っていればラクなので、そういった行動をとる傾向があります。

当然ですが世の中の多くの人が他人指向型の人です。でなければ流行なんてものはできません(笑)

流行と同調行動

「不安な道を進むあひるちゃん」

ほかにも、流行に乗りたいと考える人の心理として、同調があります。みんなと同じことをしたい、という心理を、

斉一性への圧力

といいます。流行に乗りやすい人は、この圧力を強く受け、同調行動を取ってしまいます。

同調行動は、自分の信念を曲げて、多数派の意見を取り入れてしまうことです。同調行動は、多数派からの攻撃を恐れるあまりに起きる現象であると言われています。

「あの子だけ違う服着てる」

みたいなことを言われ、ハブられるのを極端に恐れるわけです。

最近の大学生が、みんな似たような服を着て、似たような髪型をしているのは、斉一性の圧力が掛かっているためかもしれません。

ぼっち飯は将来有望

「公園で孤独におにぎりを食べる就活生」[モデル:河村友歌]

また、一人でご飯を食べる行為「ぼっち飯」を嫌って、トイレでご飯を食べる「便所飯」というのも、他者からの攻撃を恐れた結果であるといえます。

世の中の天才と呼ばれる人々は、学生時代ぼっちだった人が多いです。

一人で考える時間が多いので、ぼっち飯は将来的に化ける可能性が高いです。

(天才と孤独についての記事はコチラ)

ただ、人の目を気にするあまり、便所で飯を食うような人は、将来的にはかなりヤバイと思った方がいいです。

胸を張って、教室のど真ん中で一人で食べましょう。

ぼっちに耐える思考法

「道着姿で気合を入れる男性」[モデル:OZPA]

一人が惨めだと思うのなら、こう考えましょう。

「オレは流行に乗るサルじゃない」

極論です(笑)もう少し優しく。

「オレは自分を持っている!」

他者批判になると、結果的に自分を貶めてしまいます。ただ、このぐらいは思ってもいいかもしれません。

「他人に流されないオレ、カッケェェ!」

流行を作る人は、常に他人と違うことをしている人たちです。人の真似をしていても、新しいものは作れません。

流行に乗らないためには

「ヴェネツィアの街並みと川を走るボート(イタリア)」

言うまでもないかもしれませんが、流行に乗らないようにするための方法は、他人に流されないようにするということです。

行列など、人の多く集まる場所に行くと群集心理が働きます。人は、群衆のなかにいると興奮して我を忘れてしまいます。

行き過ぎたデモ運動というのも、この群集心理が後押ししている可能性があります。

ようするに、行列に並んでいるときというのは、派手な祭りに参加しているのと同じことなんです。

行列や人の集まる場所を見ても、いったん距離を取って、冷静になる習慣をつけるといいでしょう。

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