結婚するときは永遠の愛を誓っていた。
それなのに何年かすると離婚してしまう。
付き合い始めはよかった。
なのに数ヶ月で別れてしまう。
別れる原因は様々です。浮気や不倫ということもありますし、性格の違いということも考えられます。
ちなみに、ある心理学者の統計では最も多く離婚が起きるのは結婚から4年目であることが分かっています。
目次
こんな夫婦は別れやすい!
原因は様々であるのですが、夫婦の別れやすさには一定の傾向があるようです。心理学者ゴットマンはある実験を行いました。
3000組以上の被験者夫婦に普段通りの生活を送ってもらい、その様子を10年間に渡って動画撮影し観察します。
そこから破局しやすい夫婦の特徴を分析します。
結果、破局しやすい夫婦には次のような特徴があることが分かりました。
・視線を合わさずに会話する
・態度が否定的
コミュニケーションの取り方で破局率に差が出る
例えば、会話するときにスマホの画面を見ながらであったりテレビを見ながらであったりする人は要注意です。
アイコンタクトは会話において重要なファクターです。それがなされていないと、相手も気分がよくないですし意思疎通も難しくなります。
また、話しかけられたときに不機嫌な表情をしたり、いちいち否定的につっかかるのもダメです。
相手の言うことを全肯定する必要はありませんが、すべて否定してしまうとそれもよくありません。
読んでいてお気づきかもしれませんが、これらのことは他人に対する日常のコミュニケーションでもよくない行為です。
付き合っている期間が長ければ長いほど、遠慮がなくなりコミュニケーションが雑になるのかもしれません。気を許せる関係になるのはいいですが、無遠慮な関係にはあまりならないほうがいいようです。
お互いのセルフコントロールが重要
自分で自分を律することを、セルフコントロールといいます。
長続きするカップルは基本的に、お互いがセルフコントロールをうまくできているそうです。
例えば、食器洗い。いつもどちらか片方が洗っているとします。
「なんでいつも私ばっかり!」
と思うのはセルフコントロールがうまくできていない可能性があります。
「いつも私が洗ってるけど、その分お風呂掃除はしてくれている」
などと、ネガティブな面ばかり考えるのではなく、積極的にポジティブな面も探していくといいです。
ちょっとしたことでイライラしていると、それが表情に表れ離婚原因である「否定的に突っかかる」原因になってしまうこともあります。
考えすぎに注意
しかし、セルフコントロールが度を超すとそれもよくありません。
セルフコントロールとはようするに、我慢や忍耐のことです。堪忍袋の緒が切れるという言葉もあります。
言うべきところではキッチリ言う姿勢も重要なようです。
ようするにバランスです。
心理学的に長続きするカップルというのは、お互いがお互いを補う相補性があるといいと言われています。
鬱憤、ストレスは溜めすぎないようにしましょう。