熱しやすく冷めやすいのはナゼ?恋愛・趣味で起きる認知のゆがみ

熱しやすく冷めやすいのはナゼ?恋愛・趣味で起きる認知のゆがみ

「青く鮮やかな空と桜」

新しく恋人が出来たとします。

毎日LINEをして、毎日電話します。

ふとあるとき、

(あれ、私なにやってんだろう?)

みたいに思って別れてしまう。付き合う前はあんなに好きだったのに、いざ付き合ってみるとなんだか違う。

いわゆる、熱しやすく冷めやすい状態です。

趣味でも似た経験ありませんか? 気合いを入れて道具を揃えたのに、いざやってみると数回やっただけでやらなくなる、みたいな。

なぜ、あんなに熱烈な思いが雲散霧消してしまうのでしょう?

目次

熱しやすく冷めやすい人は思考パターンが極端

「眼鏡クイッ女子」[モデル:河村友歌]

熱しやすく冷めやすい人の特徴の一つとして、思考パターンが極端であるということが考えられます。

普通、恋人関係になる前に相手に告白するかされるかまでの期間、ようするに相手に対する片思いの期間があります。

この間に、相手を理想化しすぎてしまうことによって、熱しやすく冷めやすいという現象が起きます。

ようするに、相手を美化しすぎて、

「思っていたのと違うな」

というふうになってしまうわけです。もちろん、趣味に関しても、

「この趣味を始めたら夢のような世界が待っている」

みたいな感じで考えてしまい、気合いを入れて道具を揃えたはいいものの、いざやってみるとそんな夢のような趣味じゃなかったということになってしまいます。

一つのことだけで、すべてを捉えてしまう

「腕を組んで怒る彼女」[モデル:にゃるる]

例えば、相手の短所を一つ見ただけで全体の印象を決め付けてしまうみたいなことありませんか?

「オレ、最近太宰治を読んでるんだ」

(本を読んだだけでインテリぶるイヤなヤツ!)

さすがに飛躍した思考ですが、実際に起こりえます。一つの出来事から「すべて」に思考を広げてしまう、こういった考え方のことを、

認知のゆがみ

といいます。本を読んでいるイコール、インテリぶっているわけではないのですが、認知のゆがみのな中では物事の捉え方が偏ったり、思い込みをしてしまうことがあるわけです。

ようするに、簡単に決め付けてしまうということです。

運命の人はいるのか?

「私たち赤い糸でつながりました」

運命の人はいません。あるのは妥協のみです。

なんていうと元も子もありません(笑)

その議論は棚に上げておくとして、恋愛に置いて熱しやすく冷めやすい人はこんな思考をしがちです。

「この人こそ運命の人」

「運命的な出会いをしたのだから、この先もずっと・・・」

このような、おとぎの国から来たような思考をしがちな人は注意が必要です。

心理学的に、お互いに「私たちのつながりは運命」と思っているカップルは、なにか問題が起きたときに2人で解決して乗り越えるという思考がおきにくいといわれています。

思考が極端なので、その問題すら運命のせいにしてしまうわけです。夢の見過ぎには注意が必要ということでしょうか。

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