炎上させる人々の心理 炎上好きの人が持つ心の闇

炎上させる人々の心理 炎上好きの人が持つ心の闇

「天筆焼き(太田の火まつり)」

YouTube大炎上!

ツイッター大炎上!

古くから、ネットスラングとして使われてきている炎上というワード。

最近では一般に定着してきていて、芸能人のゴシップにも炎上という言葉が使われるようになってきました。

意図して炎上を演出する人もいますが、多くの人は寝耳に水、状態で炎上に飛び込んでしまうと思います。

今回は、炎上を作る人々の心理と、炎上が好きな人の心理について書いていきます。

 

 

目次

サクラを用いた集団実験

「ウォーキングする海外の子供たち」

アメリカの心理学者スタンレー・ミルグラムは、サクラを用いた実験を行いました。実験はこういったものです。

街頭にサクラを何人か立たせ、なにもないビルの上をずっと見上げるように指示します。そこで、通行人の様子を観察します。

通りがかった人の8割以上は歩きながら、その方向を確認しました。さらに、そのうちの4割がその場に立ち止まって上を見上げました。

これと似たようあな経験をしたことがある人は、多いのではないでしょうか?

みんなが西の空を見ていて、なにかと思って見てみると遠くの空で、黒煙が上がっていて、火事が起きていたり。

集団の心理は感染する

「辺り一面にヌーの群れ」

群衆と集団は、厳密には違う意味なのですが、ここでは多人数でいる人々と解釈してください。

群衆のなかにいると、一人一人が無責任な行動をするようになります。その結果、一線を飛び越えてしまう場合もあります。これを、

群集心理

といいます。これは、他人と同じ行動をする同調行動と似ています。

群集心理が働くと、普段は他人に流されない自分を持った人であっても、行動を集団に寄せやすくなってしまいます。

分かりやすい例で言うと、野次馬がそうでしょう。火事場で野次馬が集まっていると、ついつい気になって足を止めてしまいます。

野次馬程度ならいいのかもしれませんが、群集心理は、政治、宗教、暴力事件など様々なところで表れます。

群集心理が生まれるキッカケ

「国会議事堂正面からの写真」

群集心理は、差別や偏見、先入観の元に生まれることが多いです。

例えば、ナチスの独裁政権はユダヤ人を差別することで、大衆を動かしていましたし、ヨーロッパの魔女狩りも一部の腐敗した聖職者への反発が引き金になっています。

集団リンチ事件なども、後の犯人の手記を見てみると、「我を忘れていた」というような記述が見られます。

炎上好きの心理

炎上好きの心理は、お気づきの方も多いでしょう。

人の不幸は蜜の味

人間は、自分より立場の下の人間を見ると安心感を覚えます。自分は最下層の人間じゃない、と思うことによって、自我を保っているわけです。

平気で人を貶める発言を乱発するのも、いわば本人にとっての精神安定剤代わりになります。

彼らは、安心を求めるために常に新しい炎上の材料を探しています。

炎上に乗ってしまう人の心理

炎上を作る人は、趣味的に炎上を楽しんでいる場合が多いです。自分で作った火種が大きくなるのを見て、喜びを感じている人です。

炎上に乗ってしまう人は、炎上を作り出す人に完全に乗ってしまっている人です。

上記で紹介した群集心理が働いているのはもちろんのこと、その他にホーンズ効果が発動しています。

ホーンズ効果は、一つのネガティブ材料が全体の評価を下げる心理効果です。

例えば、三股をかけていた人がいたとします。その人は女性関係にルーズなだけなのですが、一つのホーン(警笛)がきっかけで、全体の評価が下がってしまいます。

あるいは、詐欺まがいの投資の話を持ち出して、金銭を搾取する行為。たった一つが引き金で、全体の評価が大きく下がります。

心理学では、一つの好材料で全体の評価が上がるハロー効果というものがあります。ハロー効果は非常に強力な心理効果ですが、ホーンズ効果は更に強力です。

人はポジティブなことより、ネガティブなことの方が記憶に残りやすいからです。

無意識に炎上に乗らないために

「遠くを見つめる子猫」

炎上は、一種のお祭りです。

YouTubeでは、低評価祭り、チャンネル解除祭りと言われるほど、群衆はネガティブキャンペーンを楽しんでいます。

ネットは情報量が多いので、炎上したこともすぐに過去のものになります。

なかには、まだそのキャンペーンやってるの? と思うものもありますが、基本的には一過性のものが多いです。

それらのお祭りに乗るのもいいですが、日頃からずっと張り付いているのは問題です。嫌いな人の動画を見るぐらいなら、見なければいいだけです。

そういった、ネガティブなお祭りは参加している、その人の心もネガティブにしていきます。

あえて、炎上しているところに擁護コメントを残すなど、俯瞰で見れるような対策が必要でしょう。

心理学カテゴリの最新記事