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好かれやすい人の性格
嫌われやすい人、好かれやすい人がいますが、この人たちに明確な違いはあるのでしょうか?
もちろん、人によって好みはあるので、完全な性格の好みは分かりません。悪い人が好きな人もいれば、正義の味方が好きという人もいます。
アメリカの心理学者アンダーソンは、調査によって、最大公約数的に好かれる性格を分析しました。
555の性格から選ぶ調査
アンダーソンの行った調査はこういうものです。
100人の学生を対象に、555個の性格を書いたリストを見せて、それぞれに点数を付けてもらいます。
その結果から、好まれる性格と好まれない性格をリスト化しました。
好まれる性格
1位 誠実な人
2位 正直な人
3位 理解ある人
4位 忠実な人
5位 実直な人
6位 信用できる人
7位 知的な人
8位 頼りになる人
9位 心の広い人
10位 思慮深い人
好まれない性格
1位 嘘つき
2位 イカサマ師
3位 下品な人
4位 残虐な人
5位 正直でない人
6位 信用できない人
7位 不快な人
8位 意地悪な人
9位 卑劣な人
10位 だます人
555の性格調査で分かったこと
この実験で分かったのは、上位に来る性格は集約できるということです。
誠実、正直、忠実、実直、信用できるというのは、嘘を吐かない人と考えることが出来ます。
また、理解のある、頼りになる、心の広いは、包容力にまとめられ、知的、思慮深いは聡明な人に集約できます。
つまり、モテる人の性格というのは、正直で包容力があり聡明な人ということになります。
・・・まあ、実際は人は55パーセントを視覚情報で判断するので、顔がよければモテるのですが。
つまり、イケメンで正直で包容力ある聡明な人は無敵ということになりますね。
下ネタは諸刃の剣
好まれない性格の3位に、下品な人が含まれています。いわゆる下ネタというのは、これに含まれます。
ただ、下ネタというのも人によって許容範囲が異なってきます。上手く下ネタで笑いを取れる人は、この範囲をよく分かっている人だと思います。
多くの人は、この限界量を把握し切れていなく、時折下ネタを混ぜる面白い人ではなく、単純に下品な人と思われている可能性があります。
下ネタは諸刃の剣と心得て、控えると好感度がアップする人もいるのかもしれません。
不機嫌な人も好まれない
言うまでもないかもしれませんが、不機嫌な人というのも好まれない人です。
不機嫌な人は、なにを言っても不機嫌な態度ででしか返してこないので、周囲の人々を不快な気分にさせます。
機嫌が悪くなるのは、誰でもあると思います。正直な人でも、不機嫌になることもあるでしょう。
そのときに、どれだけ早くその状態から立ち直るかで、好まれるか好まれないかに別れそうです。
不機嫌から早く立ち直る方法
最後に、即効力のある不機嫌対策として、リフレーミングをご紹介します。
これは、嫌なことがあったとき、前向きに解釈することでネガティブ感情に立ち向かうテクニックです。
例えば、スーパーで列を割り込まれたとき、
「ルールも守れないクソ人間」
と思うと、むかつく感情を引きずってしまいます。
「ものすごい急いでるんだな。もしかしたら、子供がお腹を空かして泣いているのかも」
と前向きに解釈します。
この作業は、想像力も鍛えられるので、一石二鳥です。是非試してみて下さい。