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メンタリストがウソを見破る方法
プロのメンタリストは表情筋の動きを見て、ウソを見抜きます。
小説の登場人物に例えると、伊坂幸太郎著の『陽気なギャングが地球を回す』の成瀬のようにです。
彼は相手に話をさせて、それがウソであるか本当であるかを相手の表情を見て、見抜きます。彼自身ポーカーフェイスで、相手に自分の思考を読まれないようにしています。
この小説はスリの達人や演説の達人、絶対体内時計の持ち主などユニークな登場人物が登場し、かなり非現実的な設定なのですが、唯一成瀬の能力だけは、一番現実的である気がします。
とはいえ、一般人には40個以上ある表情筋の動きなど到底追えませんし、1万通りある表情筋の組み合わせを覚えることだってできません。
質問の仕方を変えると相手のウソを見破れる
浮気を疑っているとき、相手に「浮気してる?」とストレートに聞くとそれが白であっても黒であっても、相手としては気分が悪いものです。
しかし、火のないところに煙は立たない。そういうときは、なにか疑うような根拠があって聞いているわけです。白黒はっきりしたいところです。
しかし、何らかの根拠があったとしても、最低限の探りは入れるべきです。ではどのように質問すればいいのでしょうか?
「昨日の夜LINE返ってこなかったけど、なにしてたの?」
質問はこれだけです。そして返答はこうくるとします。
「昨日は仕事が忙しくて」
あえて信じてみる
ここからが重要です。言い分を、本当に信じる必要はありません。
信じたふりをしてください。仕事が忙しいと言った相手に、気遣いの言葉を掛けます。そして、相手がどういう反応をするか待ちます。
ウソを吐いていなければ、疑われたことで不愉快になります。口数が減って、ちょっと怒っているような態度になっていきます。
こういう場合、まずウソを吐いていないと思っていいです。
反対に、ウソを吐いている場合。相手はウソを見破られなかったと胸をなで下ろして、聞いてもいないことをしゃべりまくります。
まずウソを吐いていると思っていいでしょう。
曖昧に質問することでウソを見抜く
あえて信じる方法は効果的なのですが、やはり今後の関係を考えると、一度疑ったという前科がつくのでリスクがあります。ですので、もう一つ紹介しておきたいと思います。
聞いている内容が同じでも、疑っているように相手に聞こえない聞き方をする
浮気をしていたと思われる日が昨日だとして、その質問をまったく疑っていないように、ただの雑談として切り出します。つまりこうです。
「昨日の夜楽しかった?」
これは聞く人によって、全く別の意味に聞こえてしまう質問です。
例えば浮気をしている人が聞いた場合、あなたはすべてを知っているんじゃないか、と相手は思います。ごまかそうと急ごしらえのウソを並べ立てます。相手は、必要以上におしゃべりになっているでしょう。
ではこの質問に、身に覚えのない人はどうでしょう?
「残業で全然楽しくないよ」
本当に残業をしていた場合、そのときの疲労とかを思い出してため息をつくかもしれませんし、「え? なにも」となぜそんなことをあなたが聞いてきたのか、不思議に思うでしょう。
いずれにせよ、相手のウソを見破ることができるわけです。
まとめ
絶対的にこれが有効、というわけではないですが、人間後ろめたいことがあると口数は多くなるものです。
1、相手の言うことを信じたふりをする
2、曖昧に質問する
この2つのテクニックでウソを見抜くことができます。今付き合っている彼氏、彼女が浮気をしているんじゃないか、怪しい、と思ったら試してみて下さい。
ただ、1つ目のテクニックは多少なりとも相手に疑いを抱いていると思われてしまうので、今後の関係にヒビが入らないとも言い切れません。ここぞ、と言うときに使いましょう。
そして、相手がウソを吐いていなかったら、「疑うようなこと言ってゴメン」とフォローも忘れずに。