ヘルシー・カロリーオフの罠、間違えるとヤバイダイエット

ヘルシー・カロリーオフの罠、間違えるとヤバイダイエット

「河川敷を走るランナー」

近年、ライザップなどで痩せる人が増えてきています。

専門のスタッフさんのいるジムは、食事についても指導してくれるので、日々の食生活にも気をつけている人が多いと思います。

いきなりですが質問です。

ちょっと小腹が空いたとき、どうしてますか?

カロリーゼロのものや、カロリーオフの食品を食べて気を紛らわしている人いるんじゃありませんか?

実は、カロリーオフにはダイエットを失敗させる罠が隠されているんです。

 

 

目次

ダイエットフードのイメージ

「フレッシュ野菜とスムージー」

皆さんは、カロリーオフやヘルシーと書かれた食品を食べたとき、空腹感についてどう感じますか?

おそらく、量が少なくて物足りないとか、味が薄くて食べた気がしないというふうに思われる人が多いと思います。

カロリーオフ食品の罠はここにあります。

カロリーオフだけど、量が少ない。そのため、カロリーオフの食品を食べ過ぎてしまうんです。

「じゃあ、量が少ないのを自覚した上で制限すればいいんじゃないの?」

という反論があるでしょう。しかし、量が少ないというのは一つ目の罠でしかないんです。

カロリーオフという文字を見ただけでお腹が減る

「ダイエットで河川敷を走ってみた結果」[モデル:段田隼人]

シカゴ大学のステイシー・フィンケルスタインは、大学生51人を対象にお菓子の試食をしてもらうという実験をしました。

実験では、チョコレート・ラズベリーのお菓子が使われました。お菓子のパッケージは2通り用意され、中身はまったく同じものが入っています。

それぞれのパッケージには、以下のような文章が書かれていました。

ヘルシー(ビタミン、食物繊維たっぷり)

テイスティ(とても甘くおいしい)

食べ終わったあとに、学生に現在の空腹度を7点満点で聞きました。

すると、

ヘルシーを食べた学生は平均5.12点

テイスティを食べた学生は平均3.76点

という結果になりました。パッケージが違うだけで、両方のお菓子は分量もカロリーも同じです。

つまり、ヘルシーという文字を見ただけで量に物足りなさを感じてしまったわけです。

ヘルシー・カロリーオフに注意

「さっぱりとダシのきいたタレ、大盛り食べても330kcalの冷やし中華」

ダイエットフードは、巷に溢れかえっています。それを買う多くの人は、ダイエットをしようとしているのは言うまでもありません。

しかし、この実験の結果を見るとダイエットフードがキケンだということが分かると思います。

「カロリーオフだし大丈夫」

なんて過信をしていると、かなり多くのカロリーを接種する危険性もあります。

ダイエットフードは、お腹が空くし、食べ過ぎる、ということを覚えておかないとカロリーオフをバクバク食べて増量することになってしまいますので、ダイエットの際には十分注意することをオススメします。

もちろん、食事以外にも適度な運動などを心がけたほうがいいでしょう。

「食べ物によって痩せる、というのは神話だ」

ぐらいに思っておいた方がいいのかもしれません。

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