依存症という言葉を聞いて、真っ先に思い浮かぶのはどんなことでしょうか。
恐らく、酒やタバコと答える人が多いのではないかと思います。
しかし、依存というのは特定の物だけでなく、行動でも起こります。最たる例がギャンブル依存症でしょう。
今回は、気づくとハマってしまっている依存症の種類についての記事です。あなたも気づかないうちに○○依存症になっているかもしれません。
目次
快楽を求める行為
ある特定の刺激や快楽を強く求めてしまうことを、アディクションといいます。
これは嗜癖(しへき)ともいいます。我を忘れてのめり込んだり、気づくとそれに手を出してしまうといった状態のことです。
ようするに依存症のことです。
快楽の誘惑に勝てず、どんどん深みにハマって行きます。
アディクションの種類
アディクションは大きく分けて3つに分類されます。
1,物質嗜癖
2,プロセス嗜癖
3,人間関係嗜癖
1,物質嗜癖
物質嗜癖はもっとも分かりやすい依存と言えます。
例えば、アルコール依存、ニコチン依存などが挙げられます。
その他に、薬物依存や過食症といったものも、物質に快楽を求めている点で当て嵌まります。これらの依存患者は、それが切れたときに手が震えるなどの禁断症状を起こすこともあります。
2,プロセス嗜癖
パチンコ、競馬、ギャンブルなどの、高揚感を与えてくれるものへの依存です。
買い物依存、ネット依存、リストカットの自傷行為もこれに当て嵌まります。
最近では、ワーカホリックと呼ばれる仕事依存の人たちも出てきました。仕事に快楽を感じるとは変な感じですが、仕事をやっていないと不安になるということなのでしょう。
3,人間関係嗜癖
ダメな男を好きになる女、この心理の裏には人間関係嗜癖が隠れています。
ダメな男に尽くすことで自分が救われている感覚になる、ダメな男は女性に援助することによって生活できる。これは共依存と呼ばれる状態です。
人間関係嗜癖は、本人が気づかないうちに起こっている場合が多いです。常に恋愛していないと落ち着かない気分になる恋愛依存症というのも、人間関係嗜癖です。
また、プロセス依存とも被るのですがセックス依存症というのも、人間関係嗜癖に含まれます。
依存は行き過ぎが問題
アディクションが起こるのは、自分が抱えている問題から逃避したい気持ちがあるからです。
人間、たまには辛いときはありますし、弱音を吐くこともあります。手軽に快楽を与えてくれる存在というのは、ときには便利であることもまた事実です。
しかし、アディクションは一つだけ起こるわけではありません。ストレスから逃れるために、パチンコしながらタバコを吸う人もいるでしょう。
気づかないうちに複数のアディクションを抱えてしまうと、ある程度自分でコントロール出来ていたものが、次第に制御不能になってしまいます。
ヤバイと思ったら、周囲の人や医療機関に相談するといいでしょう。