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無意味な労働
ロンドン経営大学院のジュリアン・バーキンショーと、生産性問題のエキスパートのジョーダン・コーエンが行った生産性に関する実験の結果によると、
知的労働者の勤務時間のうち41パーセントが必須でない活動に費やされている
ことが分かりました。無意味な時間でやっている作業は、満足感が乏しく、誰にでもできる作業だったそうです。
「俺! 超忙しい!」
これを言いたいがために、忙しそうに振る舞う。ようするに、偉くなった気分を味わうために、こんな行動を取っています。
マルチタスクは意味がない
複数のタスクを進めることで、積極的に仕事をやってる感が出て、一日の終わりに満足感を得られるわけです。
マルチタスクって意味ないんでしょ?
そうです。当ブログでいつも書いている通り、マルチタスクで生産性が上がることはありません。ただ、マルチタスクにはやった感が出るというメリットもあるんですね。
まあ、実際にはやってないから意味ないんですけど(笑)
タスクフォーカス
マルチタスクでなくシングルタスクで、ものごとを処理できるようになるにはどうすればいいのでしょうか? 最適な方法として、タスクフォーカスという方法があります。
タスクフォーカスは15分単位で1つの作業を片付けることです。
15分という区切りは、人間の集中力が無理なく持続する時間に合わせて決められています。もちろん、集中力は人によって持続時間は違ってきます。
以前紹介したポモドーロテクニックは、25分作業5分休憩の繰り返しでしたが、このタスクフォーカスはそれよりも時間が短いです。
どちらも試してみて、自分の集中力が持続する方を使うといいでしょう。
シングルタスクの徹底
仕事などでやむを得ない場合は、どうしようもないのですが、僕は一日のうちで自分のスマホを機内モードにしている時間がとても長いです。寝るときはもちろん機内モードですし、本当に集中したい作業をするときも機内モードです。当然ですが、
機内モードにしているときは、電話もかかってきませんし、LINEも来ません。
でもすぐに連絡を取りたい人からすると、かなり迷惑かも(笑)これも仕方ないです。作業を終わらせることの方が重要ですから。
大事な連絡を待っていて、機内モードにできない場合は、サイレントモードを使います。サイレントモードであれば履歴が残るので、時間が空いたときにリダイヤルすればいいわけです。
マルチタスクがいいとき
マルチタスクのメリットは、「やった感があること」と書きましたが実はそれ以外にも少しだけメリットがあります。
いわゆる、ながら作業というのもマルチタスクです。
音楽を聴きながら勉強とかが、例として挙げられます。記憶をするという観点からいくと、これはダメです。
音楽を聴きながらの方が、モチベーションが下がりにくいというのもあるのですが、休憩のときとかに聴くようにしたほうが効果が高いです。実は、
ながら作業は、ゼロからなにかを生み出す作業において有効である
らしいんです。つまり、新しいアイデアを思いつきたいときとかです。
ゼロから生み出すときはマルチタスク
音楽聴きながらの作業は、ゼロの状態から、インスピレーションを与えてくれるから創造性アップの効果があります
新しい料理のメニューをひらめきたいとか、彼氏に渡すプレゼントなにがいいか考えるときも、ながら作業は有効といえますね。