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見積もりが甘い
人間はなにかに取り組むときにかかる時間とか、労力を甘く考える
心当たりあったりしませんか?
「ま、このぐらいで終わるっしょ!」
なんて思っている仕事ほど、思っていた倍以上の時間がかかったり、思っている以上に疲労感が出てたり・・・。僕にとってはあるあるです(笑)
この現象を、心理学の用語で計画錯誤といいます。
計画錯誤の実験
ある実験で、こんな結果が出てるみたいです。
大学4年生を対象にした実験で、論文を書いている学生たちに、
「いつごろ書き終わるか?」
と聞いて、最短と最長のケースを予測させます。
学生が予想した最短日数の平均は27日で、最長日数の平均は49日だったそうです。
しかし、実際に論文が書き終わったのが、どのくらいだったかというと平均56日もかかっていました。
ちなみに最短の予想日数で書き上げた学生は、ほとんどいなく、最長の予想日数で書き上げた人も全体の半分もいなかったようです。
計画錯誤しないためには?
いくつか、計画錯誤予防のための方法はあります。その一つが、計画をかなり甘めに見積もるということです。
1時間で終わるという作業も、1時間半とか2時間で見積もるわけですね。
こうすることによって、時間的にゆとりが持てます。
数値化しよう!
上記のような感じで、緩く考えるのもいいんですが、もう少し具体的な方法もあります。
見積もりが甘いということは、正しく見積もりが出来てないということ
だから自分の仕事、勉強とかを全部数値化するという方法が有効です。
例えば書類を終えるまでにかかる時間とか、英単語を覚えるまでにかかる時間とかを全部記録します。
そして、その記録をもとに計画を作ってきます。
その計画もキツキツにすると意味ないので、やはり余裕を持って計画しておく必要があります。
面倒だけど一回作ると有効
一日の自分がやる行動全部の記録をとるというのが、一番効果的です。
・歯磨きにどんだけ時間がかかるか
・通勤通学でどんぐらい時間がかかるか
・一日に何回ツイッターを見ているか
こんな感じで記録を取ります。
めんどくさ! って思いました?
正直かなり面倒です。
敷居を下げる
こういうメンタルハックって、敷居が低くないと実践しにくくないですか?
だから、僕がオススメするのは、
「自分がもっとも重要だと思うこと」一つだけの時間を計る
ということです。
一つの作業時間だけ記録して、それが普段より速いか遅いかを記録していくといいわけです。
そこから、一つずつ記録する項目を増やしていきます。
一つの作業時間を記録することが習慣化できるようになったら、次の作業の記録を始めていきます。そうすると、この方法が簡単に始められるんじゃないでしょうか。