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ネガティブなことを変換していく
ネガティブなことを、ネガティブなまま受け止めることも、ときには重要なのことです。
しかし、うつ病を患ってしまう人や、常に気分が沈みがちな人はネガティブな感情を真っ正面から受け止め過ぎる傾向があります。
そういった人は、物事の責任を自分に背負わせてしまいがちです。
リフレーミングというテクニックがあります。これは、ネガティブなことをプラスに変換していくというテクニックです。
これは、ネガティブな感情を再構築することによって、ネガティブ感情を取り除くというものです。
2つの変換方法
リフレーミングの効果は、実験によって証明されています。
変換、という行程はネガティブ感情から抜け出す上で重要なキーワードです。
今回は、「責任転嫁法」と「これでいいのだ法」をご紹介します。
この2つのテクニックで、さまざまなネガティブ感情へ対処が可能になります。
責任転嫁法
例えば、職場で残業を頼まれたとします。
社畜という言葉が定着してきていることからも分かる通り、断れずに過重に労働してしまう人も多いと思います。
残業が増えたことより、次第に奴隷意識のようなものが生まれてきて、残業しないことが悪いことに感じるようになってくることもあります。
定時で帰る人に嫌みを言う、というのが典型的な隷属根性と言えるでしょう。
残業に限らず、職場で無理なお願いをされたときに、断れない人は多いと思います。
そのときに使える、優秀な断り方が「責任転嫁法」です。
「今日残業お願いできるかな?」
「今日は先約があるので無理です」
「この資料、今週中に仕上げておいて」
「急を要するプレゼン資料があるので無理です」
このように、自分とは別の要因に、責任を転嫁してしまう方法です。
断れない理由のなかに、罪悪感というものがあります。
本来やるべき業務を終えているのなら、感じる必要はないのですが、頼まれ事を断るときにはどうしても罪悪感がつきまといます。
この方法は、断るのは自分のせいじゃないと遠回しに言っているので、非常に効果的です。
これでいいのだ法
人には向き不向きがあります。
適正のある職に就けている人など、ほんの一握りです。
ギターが得意だからといって簡単にミュージシャンにはなれませんし、文章が得意だからといって簡単に小説家にもなれません。
例えば、数学以外なにもできないという人が、数学的知識を一切使わない職場に配属されたとします。その人は、数学以外まったくできないので、周りよりも仕事が圧倒的に遅いです。
客観的に見て、この人は無能でしょうか? おそらく多くの人が、
「数学はできるんだから無能なんかじゃない! ただその仕事が合わないだけ!」
と言うと思います。
「合わないんだから、こんなもんでしょ?」
ということです。たまたま、自分に不向きな仕事がやってきた、つまり、
これでいいのだ!
と変換してしまうわけです。ネガティブなときは、自分ができないという事実ばかりに目が行きますが、それは、たまたまその仕事が合わないだけと考えましょう。
最後に
注意しなければならないのは、脳天気にならないことです。
遅いのはどうしようもない、こんなもんでしょと変換していくことは重要なのですが、遅いままでいいというわけではありません。
徐々に、仕事のスキルは挙げていくべきです。コツとしては、仕事の質よりも時間を意識すると効果が高いです。
分かりやすく言うと、タイムアタックをしていくということです。時間を決めたら、とにかくその時間内に仕事を終わらせるなど工夫をしていきましょう。
この他にも、いろいろな変換法があります。
徐々に更新していきますので、ブログをブックマークに追加していただけると嬉しいです。