マイナス思考を克服するには、一言プラスするだけでいい【ネガティブ克服心理学】

マイナス思考を克服するには、一言プラスするだけでいい【ネガティブ克服心理学】

目次

なぜ、うつ病になってしまうのか

「うつろげな表情の若い女性」[モデル:河村友歌]

うつ病の原因や発症のきっかけは、さまざまです。

ただ落ち込んでいるだけ、と思っているとその状態が慢性化していて、うつ病になってしまっていたりします。

厳密に、これがうつ病というのも難しいです。症状も人によって違いますし、新型うつというものも出てきているので、その判断は更に難しくなっていることと思います。

うつ病に共通している人の特徴の一つとして、ネガティブな感情を持っているということが挙げられます。

今回は、ネガティブ思考やマイナス思考をしてまったときに、利く一言をご紹介します。

マイナス思考に、この一言をプラスしよう!

「両手を広げて喜ぶスーツ姿の女性(グリーンバック)」[モデル:河村友歌]

先に結論を書いてしまいます。

マイナス思考やネガティブ思考に悩んでいる人は、

でも

をプラスしましょう。現在悩んでいることに対して、

「Aさんは私のこと嫌いなんだ。でも、他の人とは仲良く出来てるよね?」

といった具合に、ネガティブのまま脳に入れておかず、「でも」をプラスし、客観的事実として受け入れてしまうというものです。

もう一つ例を出しましょう。

「このままずっと失敗続きなんだ。でも、今を乗り越えれば成功したときの喜びは大きいよね?」

認知科学者の苫米地英人氏は、時間は未来から過去に流れていくものと言っています。

「でも」をプラスすることによって、今の失敗よりも、未来の成功に焦点を当てることができます。

「でも」で認知のゆがみを取り除く

「タブレットを持って検索をする白衣のドクター」[モデル:Max_Ezaki]

この方法は、実際に精神医療で行われている治療方法です。

物の見方や受け取り方、考え方のことを認知といいます。私たちが、物事を知覚するとき、必ず認知の過程があります。

うつ病やマイナス思考をしすぎてしまう人は、物事を考えるときに、ゆがんだ考え方をしてしまいます。

そのゆがみが、ネガティブ思考であったりマイナス思考です。こういった歪んだ認知のことを、

認知のゆがみ

といいます。「でも」をプラスすると、マイナス要素で脚色された事実ではなく、プラスの考え方がくわえられているので、認知のゆがみを正すことができます。

HSPとは?

心理学者、エレイン・N・アーロンは、

『Highly Sensitive Person』

という理論を発表しています。これは通称HSPと呼ばれています。

アーロン博士によると、敏感な感性を持っている人たちは後天的なものでなく、生まれ持った気質によるものであるそうです。

また、HSPの人は5人に1人の割合で存在するとも言われています。

ネガティブな人は繊細な人

「狭い空間は落ち着くニャン(猫)」

つまり、敏感な感性を持っている繊細な人は、生まれつきそうであるので、それを変えることはできないわけです。

ネガティブな思考になってしまったとき、敏感な人はそれについて深いところまで考えてしまいます。

ただ、HSPは欠点ばかりでもありません。細かな気遣いができたり、感情表現が豊かだったりもします。

天才肌の人や芸術家には、HSPの人が多いイメージがあります。

特に芸術家は、感情を表現していく人たちなので、むしろ彼らの創作において、この性質は非常に役立つことと思います。

ネガティブに押しつぶされそうなとき、「でも」をプラスする。意識してみてください。

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