目次
はじめに
「ADHD」は最近よく聞く単語ですが、実はどういうものなのか知らなかったりします。
昔、金八先生で小野寺君という生徒が多動性障害として描かれていましたが、ADHDは多動性障害も含まれます。
今回は、そんな知ってるようで知らないADHDと忘れ物の関係性について話していきたいと思います。
ADHDとは?
ADHDの主な症状は、次の3つです。
・不注意
・多動性
・衝動性
不注意
不注意とは、気が散漫な状態です。
常に意識があっちこっちに行っているので、集中しにくく日常生活で小さなミスをよくします。
また、時間管理が上手く出来なく約束や期日を守れない人が多いです。
多動性
多動性は、例えば椅子にじっと座っていることができないとか、常に落ち着きがない状態のことをいいます。
金八先生の小野寺君も、授業中に教室の外に飛び出していたりしました。
衝動性
衝動性は、思ったらすぐに行動してしまうことです。
言葉だけを聞くといいようにも聞こえるかもしれませんが、衝動買いもこれに含まれます。
また、思ったらすぐに行動ということは、思ったことはすぐに口に出してしまうということです。お世辞やおべっかが重要な現代社会では、非常に生きにくいといえます。
大人のADHD
近年注目されているのが、大人のADHDです。
実際は、子供の頃からADHDの症状は出ているのですが、子供の頃は親や周囲の人間がサポートしていたので、そこまで表に出ていなかったわけです。
大人になると、自分一人で価値を築き、評価を上げなければいけません。その厳しい社会の中で、ADHDの人は仕事のなんでもないところでミスをしたり、オフィス内で落ち着きがない行動をとったりしてしまうわけです。
一般的には、不注意の症状が出やすいのは女性で、男性は多動性や衝動性の症状が出ることが多いようです。
ギャルゲーのヒロインはADHD?
これを書いていて、美少女ゲームのワンシーンを思い描きました。
ヒロインは食パンをくわえて家を飛び出し、不注意で主人公とぶつかります。ギャルゲーのヒロインはADHDの疑いがあります。
さらにいうと、主人公はことあるごとに色々な女子に落ち着きなく、多動的に話しかけます。好感度を上げ、数々のヒロインを落とすために、あっちこっち動き回ります。
そして、選択肢が出てくると我々プレイヤーは衝動的に選択肢を選ぶ。
最後の衝動性はかなり無理矢理ですね(笑)思いついただけなので、あまり真に受けないでください。
忘れ物とADHD
実は忘れ物というのも、ADHDの症状のうちの一つです。不注意に含まれる項目ですね。
気が散漫になっているので、忘れ物やなくし物が多いわけです。
これはワーキングメモリの働きに問題があるため、意識が今しなければならないことを記憶に留めておくことができないために起こるものです。
常に新たな情報に惑わされている状態なため、忘れてしまいます。
忘れものが多い人は、診察してもらうのもいいかもしれません。ADHDは、心理社会的治療と薬物療法があります。