太った人は優しい？体型で性格は分類できる

太った人は優しいは本当か

よく、太った人は優しく、包容力があると言われます。

これは本当なのでしょうか？

もちろん、体型だけですべての性格を判断していくのは難しいと思います。

ただ、この説もあながち間違いではなさそうです。

クレッチマーの性格類型

ドイツの精神科医クレッチマーは、人間の気質、性格を研究して、体型と性格による結びつきを３つの類型に分類しました。

以下、性格的特徴です。自分の体型と当てはめて見て下さい。

肥満型

・明るく社交的

・親切心溢れる

・ユーモアがある

・楽しい人

・感情にムラがある

・ふとした拍子に落ち込む

・温厚な性格

痩せ形

・物静かな人

・なにごとにも控えめ

・自分の世界に閉じこもりがち

・非社交的

・神経質な人

・真面目な人

・他人の言葉へのレスポンスが早い

・周囲に興味がない

・無頓着な人

筋肉質型

・几帳面な人

・粘り強い人

・真面目な人

・正義感が強い

・妥協が嫌い

・妥協しないので面倒くさがられる

・興奮しやすい

・急に怒り出すことがある

自分の性格に当てはめる

僕自身に、この性格類型を当てはめてみると、当たっている部分が多いように感じました。

僕は痩せ型人間です。自分の世界に閉じこもることが好きですし、そのときは社交性はかなり低いです。ちょっとしたことが気になる、神経質な気質も持っている自覚があります。

自分では、真面目だと思ったことはないのですが、よく周りの人には真面目だと言われます。

すべてが当たっているとは思いませんが、体型による性格分類は、本人が自覚していないところまで見つけることが可能であると言えます。

試しに、筋肉質型と肥満型に自分を当てはめてみたのですが、痩せ型の項目よりも圧倒的に当て嵌まる項目が少ないです。

これは、クレッチマーの分類は科学的な統計と、多くの実例を元に作られたものであるからだと考えられます。

自分や他人の、性格分析の参考に使ってみるのも面白いかもしれません。

血液型占いは当たるのか

この体型による性格分類に似たもので、血液型性格分類というものがありあます。血液型占いのことです。

血液型性格分類が日本に広められたのは、ナチスドイツが原因であると言われています。ナチスドイツは、人種差別を正当化するために、血液型性格診断を利用していました。

１９３２年にドイツで出版された『血液型便覧』には、ドイツ人に多い血液型（Ａ型）を優れた血液型と書かれていました。反対に、ユダヤ人やアジア人に多い血液型（Ｂ型）は、劣った血液型と書かれています。

優れた点として、高い知能、勤勉などが書かれていました。劣った血液型は、暴力犯罪者、精神薄弱など否定的な文章が書かれていました。

血液型占いを、まじめに研究している人々もいるらしいのですが、血液型占いのルーツを辿ると、政治的な匂いがかなりするのであまり信用しないほうがいいかもしれません。