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性格は思考に現れる
自分はこういう性格だ、と思っていても、意外とそうでなかったりします。
ときには周りに指摘されて、自分の新たな一面を知ってハッと、なることもあると思います。
性格は、思考や行動に現れるものです。
無意識に言っている口癖が、自分の性格を形作っていることもあります。
性格分析などもあるように、性格はある程度分類できるものであることが分かります。
以前、天才には孤独が多いという記事を書きましたが、天才は孤独に耐えられる性格を持っているとも言えます。
失敗体験をしたときに性格が表れる
なぜ、失敗を引きずってしまうのでしょうか。次に挙げる性格分類を見てみましょう。
人となにか共同作業を行ったとき、仲間がミスをしたとします。そのときに、どういう反応を取るかで性格を分類します。
次の3つです。
・自罰型
・他罰型
・無罰型
自罰型
失敗に対して、
「自分の責任です」
「確認がたりなかった」
など、原因を全面的に自分のものしてしまう人のことをいいます。
この自罰型は引っ込み思案の人がなりやすく、失敗体験をするとひどく落ち込んでしまいます。
真っ先に自分を責める傾向にあるので、自己効力感を得にくく、うつ病になりやすい人であるともいえます。
他罰型
失敗に対して、
「お前が悪い!」
「なんで確認しなかったんだ!」
というように、失敗の責任をすべて他者に投げる人のことをいいます。
これによって、グループの雰囲気は最悪になります。結果的に、団結力を削ぎます。
無罰型
失敗に対して、
「ま、しょうがないな」
「運がなかっただけだよ」
というように、失敗の責任を誰にも追わせない人のことをいいます。
誰も責任を負っていないので、ストレスがまったく溜まりません。
ただ、反省することもないため、改善点が見つけられなく、何度も同じミスをし続けます。
ウド鈴木さんは典型的自罰型
以前、『水曜日のダウンタウン』でキャイ~ンのウド鈴木さんが、一日に何回「すいません」を言うかを検証する企画をやっていました。
ウド鈴木さんの一日に言った「すいません」の回数は、
352回
でした。とんでもない量ですね(笑)
自罰型は、責任を積極的に引き受けようとする特徴があります。
これは、他者に責められるよりも、自分で自分を責めた方がラクになれるという考えから来るものであるといわれています。
この検証で興味深かったのは、高い確率でウド鈴木さんは、謝ったあとにタバコを吸っていたということです。
謝罪によって、一仕事を終えたという感覚と、ラクになったという感覚から来ているものと思われます。
典型的自罰型です。ただ、ここまで行き過ぎると、一周回って無罰型になっている気もします(笑)
自分はどれに当てはまる?
どの型にも共通して言えるのは、失敗の原因を見つけて、改善策を考えるようにしようということです。
その上で、必要以上に自分を責めていないか、必要以上に他人を責めていないか、必要以上に脳天気になりすぎていないかを確認することです。
なにか失敗体験があると、すぐに自分を責めてしまう自罰型の人は、将来的に精神を病むリスクがあるので、特に注意した方がいいです。