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トップダウン経営とボトムアップ経営
よく、ビジネス用語でトップダウン経営とかボトムアップ経営という言葉を耳にします。簡単に言うとビジネスでは、こんな使い方をされています。
トップダウン経営は会社の意志決定を、上層部が中心となってやるもの
ボトムアップ経営は現場の意見や提案をもとに、意志決定する
最終的に会社の経営は上層部が行うのですが、よく言う現場の声が反映された会社というのはボトムアップ経営の会社のことをいいます。
トップダウンは一点集中的な考え方で、ボトムアップは全体重視の考え方と言えます。
トップダウン説とボトムアップ説
おおむね意味合いは同じなのですが、幸福感に関して心理学の用語で、トップダウン説とボトムアップ説というものがあります。
ボトムアップ説
ボトムアップ説は、プラスとマイナスの出来事の総数が幸福感を決めるというものです。幸福感を得たい場合、ボトムアップ説だと無理が生じます。
ボトムアップ説は、物事をプラスとマイナスで判断するため、絶対的にプラスにならないと満足しないからです。
分かりやすく言うと損得で勘定するから、キリがないので大きな幸福感をいつまでも得られないということです。
トップダウン説
トップダウン説は、出来事ではなく、個人の性格や考え方が幸福感を決めるというものです。全体的な部分よりも、そこで起きた物事の捉え方で幸福感が決まってくるという考え方です。
例えば、現在の職場での人間関係に悩んでいるとします。そのときに、
「ああ、毎日愛想振りまいてキツいな」
と思うとただキツイだけなのですが、そこで言い換えます。
「ああ、毎日愛想振りまいてキツいな。でも、やりがいはあるよな」
捉え方を返ることによって、プラスの面を見つけ出すことで、幸福感を感じることができるというものです。
リフレーミングで前向き変換
心理学のテクニックで、リフレーミングというものがあります。これは、
いやな状況を前向きに解釈することで、ネガティブな感情に立ち向かう
というものです。捉え方を変えることで、幸福感を得られるトップダウン説ではリフレーミングが有効であることが分かります。このテクニックは、急にやってくるネガティブ要素に即座に立ち向かえる点で、非常に優秀です。
悪いことがあったとしても、少しでもプラスの部分を見つけ出せば今よりも、幸せになれるということです。
幸福な人は長生きする
ポジティブ心理学で、主観的幸福という言葉を提唱をしたことで知られる、エド・ディーナーの調査によると、
「自分は幸せだ」
と感じている人は、平均9・4年長生きするそうです。幸福感が人生に大きく影響し、果ては寿命にも関わってくるわけです。
できるだけ幸福感のある人生にしたいですね。