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「フロー体験」とは?
ゲームや映画、読書なんでもかまいません。
「時間を忘れるほど集中していた」
そんな経験ありませんか? そのような状態を、フロー体験と言います。フロー体験とは、
「心理的エネルギー」が100パーセント取り組んでいる対象に注がれている状態です。
今回はフロー体験をするための条件と方法を、いくつか紹介していきたいと思います。条件と方法を知ることで、自分オリジナルのフロー体験マニュアルを作るきっかけにもなります。
フロー体験する方法と条件
現在取り組んでいる課題について考えます。その課題についてフロー体験を得るために、以下の4つに当てはまっているかチェックします。
条件
1、難易度が難しすぎない
2、対象へのコントロール感
3、フィードバックがある
4、邪魔する要素がシャットアウトされている
1、条件が難しすぎない
まず1つ目の難易度が難しすぎない。これはギリギリ達成できる、という難易度がいいということです。
といって、無理に難易度を上げろというわけではありません。「ちょっと無理めな課題をクリアした」その感覚を持つことが重要です。
2、対象へのコントロール感
コントロールするのは自分の頭の中のアイディアだったり、時間管理だったり様々です。
時間管理が一番分かりやすいでしょう。例えば20分その作業をすると決めたら、20分その作業だけをやる、という感じです。
3、フィードバックがある
取り組んだそばからフィードバックがあるか。
スポーツであれば「このシュートは上手く決まった」「あのパスが原因で失点した」
映画であれば「面白い」「続きが気になる」のように自分の内側から響く感情が発生しているかチェックします。
そして、これらを呼び起こす体験をするには、どうすればいいか考えてみる。なにもない砂漠の道を永遠に歩き続けるようなことは、避けなければいけません。
4、邪魔する要素がシャットアウトされている
現代ではスマホが最も、邪魔する要素であると言っていいでしょう。
気がつくとLINEを見て、気がつくとツイッターを見てといった具合です。
スマホが目の前にあるだけで作業効率が落ちる
という研究もあります。フロー体験を呼び起こしたければ、スマホは機内モードにして机のなかにしまっておきましょう。
ちなみに、他人から話しかけられるというのも邪魔される要素となるので、可能ならば、カフェで作業するなど集中できる場所を探しておくといいです。
まとめ
以上4つの条件をクリアすると人間は高い集中力を発揮し、フロー体験と呼ばれる状態になります。
一度フロー体験をすると再びその体験をしたいと思い、さらに成長します。
フロー体験は喜怒哀楽でいう「喜び」の感情がベースになっています。そこへ4つの条件を結びつけると、最も集中した状態になります。
正直な話、条件を知っていてもなかなかこの状態にたどりつくことはできないでしょう。しかし、環境を整えるだけでも日々の集中力に効果がありますので、参考にしてみてください。