【易占い】八卦をざっくり解説 雷~地まで

【易占い】八卦をざっくり解説 雷~地まで

この記事は前回の記事の続きとなります。

今回もざっくり解説やってきます。

(前回の記事はコチラ)

目次

雷のイメージ

震の正象は雷です。全体のイメージは以下のようなものです。

・驚くこと

・騒がしいこと

・音の出るもの

・電気に関係があるもの

・明るいもの

・積極的なもの

・跳ね上がる

・躍進

雷はカミナリのことです。カミナリは大きな音がなるので、音に関係するもののことが多いです。

また、動きが速いため積極的なイメージがあります。易経が作られた時代に電気はありませんでしたが、現代の易者は雷を電気と解釈することが多いです。

カミナリが、人間に落ちる確率というのは非常に低いです。それでも大きな音がなると恐怖を感じます。でも、過ぎたあとはケロッとしていますよね? そういうことから、思っている以上に実害は少ないという解釈もされます。

風のイメージ

巽の正象は風です。全体のイメージは以下のようなものです。

・風に関係があるもの

・軽いもの

・流されやすいもの

・臭いのあるもの

・安定感がないもの

・気持ちがブレる

風の八卦です。風に流されるということから、軽いものに関係がある場合が多いです。

また、風が吹くとその方向に進むというイメージがあるので、感情が揺れ動きやすいとも言えます。動揺してしまいやすい人とも言えます。

周囲の意見に流され失敗しやすいという意味もありますが、逆に周囲に従うと上手く行くという占断のでる六十四卦もあります。

水のイメージ

坎の正象は水です。全体のイメージは以下のようなものです。

・水に関係あるもの

・液体

・冷たいもの

・気苦労

・どぶ

・身動きが取れない

易経の中には、四大難卦と呼ばれる卦があります。(三大難卦とも言う)

坎為水(かんいすい)

水山蹇(すいざんけん)

沢水困(たくすいこん)

水雷屯(すいらいちゅん)

※水雷屯は三大難卦の場合はカウントしない。

パッと見て気づきましたか? この四つにはすべて水が入っているんです。水は坎難とも言われています。

水が入っていると、溺れてしまったり逆に水不足で枯渇してしまったりします。もちろん、水が入っていてもいい意味の卦もありますが、厳しいときであったり慎重な対応が求められることがほとんどです。

冷たい水に足を突っ込むと、足が寒くて動けなくなりますよね?

山のイメージ

艮の正象は山です。全体のイメージは以下のようなものです。

・動かないこと

・山に関係があるもの

・高いところ

・高尚なもの

・頑固なこと

・自分の芯を持っていること

山のイメージは、武田信玄の風林火山の山です。

「動かざること山の如し」

例えば、恋愛において艮為山(ごんいさん)が出た場合、山が2つ重なっているので、山のようにどっしりと構えていれば、そのうち自分にとって絶好のタイミングがやってくるということです。

しかし、山の頂上は高いです。頂上に着くまでには忍耐が必要です。

地のイメージ

坤の正象は地です。全体のイメージは以下のようなものです。

・低いもの

・平らなもの

・包容力のあるもの

・卑しいもの

・やわらかいもの

・細かいもの

・動かないもの

地とは地面のことです。我々は大地の上に立っています。なので、大地のようにやさしく包容してくれるという意味があります。

地は陽が3つ続く天と違い、陰が3つ続いています。正反対なことから天とは反対の見方ができます。

しかし、太陽がなければ月が輝けないように、陽に依存しがちな面があります。上昇は見込めないですが、平凡は見込めます。


以上、ざっくりと八卦を解説してみました。

もっと知りたい人は、本で学習されるといいでしょう。とりあえずのイメージが掴めればオッケーなので、このぐらい知っていれば問題はないと思います。

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