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なぜ、悪い習慣はやめられない?
今回は、やめたいのにどうしても、やめられない悪い習慣を断ち切る方法を紹介していきます。それに併せて、習慣化させる方法も紹介していきます。
悪い習慣は、どうしてやめられないのか。
それは習慣化してしまっているからです。と言うと元も子もないですね(笑)
「初速最大化」の原則
次の行動に取りかかるまでの時間を最短にする。これを、
「初速最大化」の原則
と言います。例えば、勉強しようとしているのに、部屋が散らかってて、そのことばかりに考えが行ってしまうようなとき、作業に取りかかりやすい環境を作ります。
早い話が、部屋を片付けてスッキリした状態で、作業に入ろうってことです。
手間を増やす
つまり、悪い習慣というのは手軽に行える場所にあるからやめられないわけです。スマホを毎晩クローゼットの中に収納する人はいないし、タバコを毎晩冷蔵庫に保管する人もいないと思います。
初速最大化の原則とは、必要な物を行動に移しやすい場所に置いておくことです
朝のランニングを習慣化させたければ、タオルとスポーツドリンクを前日に玄関に置いておくと習慣化しやすくなります。
つまり、悪い習慣をやめたいときは、これを逆手に取って、あえてスマホをクローゼットに収納したり、あえてタバコを冷蔵庫に入れるのような行動を取ることで、断ち切ることが可能になります。
・習慣を付けるのに必要な物は身近に置く
・断ち切りたい悪い習慣に必要な物は身近に置く
必要なものは、さっと取れて、不要なものは手間を掛けて取るような場所に置くいい、ということですね。
20秒のルール
アメリカの心理学者ショーン・エイカーが、ハーバード大学で行った研究で、
「20秒のルール」
というものがあります。
「人間は、とりかかるときに必要な時間を20秒短縮するだけで、それを習慣化できる。
逆に、20秒余計に時間がかかるようにするだけで、習慣をやめられる」
上記で書いた、手間を増やすということが、このルールに当てはまっています。
ダイエットをしているのであれば、お菓子を普段収納している場所より遠い場所に置いておくというのもいいでしょう。
勉強を習慣化する場合は、常に机に教科書を開いた状態で置いておくというのがいいと思います。
最後に
ようするに、手間を増やすか減らすかで、習慣化できるかできないかが決まってくるということですね。方法はそれぞれでしょうが、例えば、
SNS中毒を自覚される方の場合、スマホのホーム画面に無意味なフォルダを大量に置いておいて、そのどれかにアプリを入れておく
というのもアリです。もしくは、ホーム画面を横に5回ぐらいフリックしないと、アプリのアイコンを押せないようにするとか、工夫次第で色々思いつきそうです。
習慣化するものは手間を減らし、やめたいものは手間を増やす
これだけ覚えておくと、役に立つと思います。