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視線恐怖症
視線恐怖症はその名の通り、視線に対して恐怖を感じることです。目を合わせるのが苦手な人は少なからず、視線恐怖症であることが考えられます。
人の目が見られない理由は色々ありますが、例えば、
自分に自信がないため
というのが挙げられます。
自分に自信がない人は心理学でいう、自己効力感を上げるといいです。
(自己効力感を上げる方法はコチラ)
アイコンタクトはなぜいい?
相手の目を見て話すアイコンタクトをすると、なぜ円滑にコミュニケーションが取れるのでしょうか。
以前の記事で、非言語的コミュニケーションという言葉を紹介しました。人間は相手の印象を55パーセントは視覚情報から得ているというものです。
アイコンタクトも、この55パーセントの中に含まれます。
アイコンタクトをすることによって、自分が相手の感情を理解することができるようになりますし、自分の感情も相手に伝わりやすくなります。
アイコンタクトでドーパミンが出る
アイコンタクトをすることによって、ドーパミンも分泌されます。ドーパミンはいわゆる幸福物質で、うれしいことや楽しいことがあったときに分泌されるものです。
ルーヴァンカトリック大学は、アイコンタクトのある人の顔写真とない人の顔写真を見たときの脳活動を研究しました。結果、
アイコンタクトがある顔写真を見たときに、ドーパミン神経のネットワークが活性化しました
実験からも分かるとおりに、アイコンタクトが取れる人はそれだけで、相手と自分に幸福感を与えることができたわけです。
長年のクセでアイコンタクトできない
自分に自信がないからアイコンタクトができない、というのは一つの理由で、幼少期の体験から、無意識にアイコンタクトが取れなくなっている人もいるでしょうし、他にもいくつか理由が挙げられます。
いずれにせよ、長年のクセ、習慣によってアイコンタクトができなくなっている人もいるでしょう。
これは、自信のあるなしとは完全に無関係ではないのですが、やはり染みついた習性はなかなか変えるのは難しいです。
アイコンタクトのコツ
アイコンタクトをするときのコツを、紹介したいと思います。
相手の眉間を見る
相手の目を見れない人は、目の周囲を見るといいです。
相手の目を直視しなくても、アイコンタクトの効果は十分に得られます。
重要なところだけ目を合わせる
ずっと目を合わせるのは、苦しいと思います。
心理学の実験で、会話中にアイコンタクトをする時間は全体の10~30パーセントということが分かりました。アイコンタクトは長くても、1回1秒で終わるという結果が出ています。
普通の人で長くて1秒のアイコンタクトをしているぐらいなので、アイコンタクトが苦手な人はもっと少ないわけです。
話の中の重要な部分だけ、目を合わせる
ようするに、伝えたい部分だけ目を合わせるといいわけです。
最悪、それ以外は目を合わせなかったとしても、相手には重要な部分だけが伝わるので効果的です。
最後に
もちろん、自分が話しているとき以外でのアイコンタクトも重要です。
相手が話しているときも、相手の眉間の辺りに視線を集中してアイコンタクトを取るようにすると、いいでしょう。
相手へのアイコンタクトは、
「あなたの話に興味があります」
という態度を表します。
1秒のアイコンタクトを意識すると、いいかもしれません。