タイヤを交換したらアルトワークスの燃費が3キロ良くなった話

タイヤを交換したらアルトワークスの燃費が3キロ良くなった話

燃費の良さは運転の上手さ、ろまん灯籠のリュウシです。

今回は、車のタイヤの話です。僕が乗っている車はスズキのアルトワークス(HA36S)です。

アルトワークスの純正タイヤはスポーツタイヤで有名なブリヂストンのポテンザです。アルトワークスは軽自動車とはいえ、スポーツよりの車両なのでこのタイヤを装着することによってアクティブな走りを楽しむことができます。

しかし、その反面ロードノイズがうるさかったりとデメリットも目立ちました。僕が交換したタイヤとその理由についてお話ししていきます。

目次

純正タイヤ(ポテンザ)のメリットデメリット

「POTENZA RE050A」は、乾いた路面や濡れた路面における操縦安定性やグリップ力は高度に追求したスポーツタイヤです。(メーカーホームページより)

この情報だけ見るとかなり性能のいいタイヤに見えます。というか実際性能は折り紙付きです。多少急発進したとしてもすぐにグリップします。

ただ、これにはデメリットもあります。ちゃんとグリップをするということは、路面に吸い付くということです。通常よりもタイヤが地面に密着しているというのでしょうか、詳しくはよく分からないんですけどこのタイヤとにかくうるさいです。

特に高速道路を走ったときなんかは、助手席の人まともに会話できないレベルでうるさくなります。僕は他のスポーツタイヤを経験したことはないので分かりませんが、スポーツタイヤは快適性の代償に走行性能得るようなものなんだなと思いました。

なので、次のタイヤはスポーツタイヤでないものにしようと納車の時点で考えていました。そんなに飛ばすことはないので。

ブリヂストン「ネクストリー」を次のタイヤに

僕は走り屋ではないので、ガチガチにタイヤに性能を求める人間ではありません。さすがに謎の中国メーカーとかには手を出したくないのでブリヂストン、ミシュラン、ファルケンなど聞いたことのあるメーカーのタイヤを探しました。

近所のオートウェーブを見ていたら、ブリヂストンの手頃なタイヤがありました。ブリヂストンのベーシックな低燃費タイヤ「ネクストリー」です。

公式ホームページの性能情報を見てみると、ナノプロ・テックという先進技術を採用したトレッドゴムにより基本性能を犠牲にすることなく転がり抵抗を軽減とのこと。スポーツタイヤは摩擦抵抗を上げることによりグリップさせるのに対して、低燃費タイヤは摩擦抵抗を減らすことに技術を注いでいるようです。

この説明を見るだけで、ポテンザより燃費が良くなるんだろうなという想像は簡単につきました。

その他にもこのタイヤの性能は及第点を出しているようです。無難なタイヤに低燃費をプラスという感じでしょうか。

ネクストリーに変えて分かったこと

タイヤを変えて変わったこと、気がついたことがいくつかあります。

・燃費がかなりよくなった
・車内が静かになった
・グリップしなくなった

燃費がかなり良くなった

低燃費タイヤの名は伊達じゃない!

純正タイヤでの平均燃費はリッター22~23キロぐらいです。メーカー公称値も23キロなので、かなりいい方です。どれだけ悪くてもリッター20キロを切ったことはないので、正直最初から燃費がいいといえます。

タイヤを変えてからの燃費はさらによくなりました。タイヤを変えてからの燃費はリッター23~25キロといったところです。もはやメーカー公称値を超えてきてしまってます(笑)

僕が走る道は比較的直線の多い田舎道だからこの結果になったのかもしれませんが、それでも変える前よりは格段に燃費は向上します。

車内が静かになった

もともと燃費が悪いほうではなかったので、燃費は向上したらいいな程度に考えていました。一番気になっていたのが車内のうるささです。

純正タイヤだと常にゴーっという音が下から伝わってきて、とてもうるさかったです。その分性能は上がっていてもちょっと不快でした。

それがタイヤを変えたら、防音材でも仕込んだかのように静かになりました。おかげで音楽を聴くときの音量が下がりました。

万が一誰かを乗せることになっても、うるさいと言われることはなくなりました。

グリップしなくなった

もちろんデメリットもあります。低燃費タイヤは摩擦抵抗を減らして燃費を向上させています。当然ですが摩擦抵抗が減ればグリップ力が弱くなります。

ちょっとした急発進をしたさいに、以前ではスキール音がならなかった回転数でタイヤが空転するようになりました。バッチバチにコーナーを攻めるなんてことはないので問題ないんですが、走行性能という意味では格段に落ちました。

言っておきたいのが、グリップ力が下がったと言って危険というわけではないということです。基本性能はちゃんと備えているタイヤなので、公道でバカみたいに飛ばさない限りは危険ということはありません。

まとめ

「ニュージーランド郊外の果てしなく続く道路」の写真

ドリフトを練習する人が廃タイヤで練習するように、タイヤはその人のスタイルに合わせて選ぶべきだと思います。

僕は日頃から踏み込むことはなく、安全運転するタイプの人間なので今回低燃費タイヤに交換して満足しています。

グリップ力は落ちますがアルトワークスの足回りは純正でしっかりしているので、仮にタイヤ交換してもそれなりにアクティブな走行ができます。僕のアルトワークスの場合、純正よりも2~3センチローダウンしてあるので低重心でコーナーでも安定します。

タイヤの寿命的なところでも、スポーツタイヤより低燃費タイヤの方が長持ちします。

今のところは、タイヤを変えたことによる弊害は感じていません。スピード狂にはオススメできませんが、普段使いレベルで乗る方はアルトワークスに低燃費タイヤの導入を考えていいかもしれません。

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