職場や学校、交友関係で、
どうしてもこの人は苦手だ
と思うことありませんか?
友達で苦手な人がいるのなら、単純に交友を断ち切ればいいのですが、世の中そういう風に済ませられることばかりではないと思います。
部活の付き合いで仕方なく話している知り合いがいる、仕事のためにはこの人と話さなければならない、などやむを得ず付き合い続ける人もいます。
苦手な人と嫌々付き合う、というのも、もちろん選択肢の一つです。
しかし、今後も関係を続けていかなければいけないのであれば、その人と仲良くなった方が得られるメリットが大きいはずです。
今回は、苦手な人にどうやって好意を持ってもらうか、自分が苦手なタイプの人に対してどのようにして好意を持つかについて書いていきます。
目次
相容れない人がいるのは当たり前
心理学者アルフレッド・アドラーは、こう言っています。
人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである
多くの人間がいるということは、それだけ多くの個性があるということです。多くの人間がいれば、個と個のぶつかり合い起きるのは当然のことです。
苦手な人が多いという理由の一つに、そのぶつかりあいで生じた人間関係の軋轢に上手く対処ができていないことが考えられます。
苦手を克服する対策
苦手なタイプの人と、どうにかこうにか折り合いをつける方法をいくつか紹介します。
相手に話しかける
あえて、苦手なタイプの人に積極的に話しかけましょう。
話しかけるという行動は、あなたが相手に好意を持っているということの証明になります。
心理学で、好意には好意が返ってくる好意の返報性というものがあります。よく言う、
相手を好きになるにはまず自分から
というものを行動で実践していくわけです。
相手に感謝や賞賛を言う
苦手克服の第一歩は、話しかけることです。
会話なしにコミュニケーションは生まれません。話題がないのであれば、相手の行いに対しての感謝や賞賛の言葉を送ります。
相手を褒められてイヤな気分になる人は、普通いません。
ここでも好意の返報性が起こります。
課題の分離
アドラー心理学の主な考え方で、
課題の分離
というものがあります。これは、自分の課題と他人の課題を分けて考えるというものです。
例えば、相手の行動が自分の癪に障るようなことだとしても、
それは自分が気にするようなことじゃない
といい聞かせます。「よそはよそ、うちはうち」の考え方に近いです。この課題の分離が上手くできるようになると、対人関係がスムーズにこなせるようになります。
まずはあいさつから
嫌いな相手と無理に距離を縮める必要はないのですが、できれば、険悪な仲になるのは避けたいところです。
まずは簡単なところから始めましょう。
苦手なタイプの人に、仲のいい人にするのと同じように、あいさつやお礼を言うように心がけます。
簡単なことでも、好意の返報性は返ってくるので、手間を惜しむことがないようにしましょう。