SNS中毒とは、LINEやインスタグラム、ツイッターなどのSNSに依存している人のことをいいます。
これは社会問題にもなっていて、ある調査では、女子高生は一日平均7時間もスマホを使っているとまで言われています。
どうして、ここまで依存してしまうのでしょうか?
SNS中毒に対策はあるのでしょうか?
今回は、SNSにハマる理由と、依存を断ち切る方法について書いていきます。
目次
他人からの評価が気になる
自分がどのように見られているか、周囲や他人の視線を気にする意識のことを心理学では、
公的自己意識
といいます。SNS中毒の人は公的自己意識が強い人が多いです。
公的自己意識が強いと、周囲の人のことが気になって、ついついそれに合わせて行動してしまう同調行動へと繋がります。
他人の評価を気にする人こと自体は、悪いことではありません。周囲と協力関係が結べたり、円滑なコミュニケーションを取るためには必要なことです。
しかし、公的自己意識が強すぎると問題です。他人の言うことにすぐに流される、他人志向の人間になってしまうからです。
他人に流されすぎて、自分の本当の意見が分からなくなった、みたいなことになりかねません。
人から認められたい
他人の顔、外見、行動、情報などをもとに、その人の性格や態度を知ることを対人認知といいます。
SNS中毒の人は、対人認知の欲求が強いということも考えられます。
欲求が強すぎると、認められたいと思うあまりに、人間関係に気を使いすぎたり、特定の相手に依存してしまったりします。
承認欲求のようなものです。これによって、タイムラインを頻繁に見たり、コメントやイイネを躍起になって残すようになります。
SNS中毒、スマホ依存からの脱出
ようするに、人と同じ行動、人とズレた行動を嫌うからSNS中毒は起こるわけです。
この状態から脱出するには、他者迎合をやめなければいけません。具体的な作戦として4つ紹介します。
1、相手に認められていないことを認識する
他人に迎合しすぎている場合は、少し距離を取った方がいいです。あなたがその人を褒めちぎったからといって、その人も同じように褒めてくれるわけではありません。
SNSでは、こういったお世辞の言い合いが横行しているように感じます。
なかよしツールとしてしか、考えていないのであれば、それもいいですが、時には自分の意見をバンと出した方がいいでしょう。
2、自分に自信をつける
自分に自信がないから、極端な他者迎合が起きます。
まずは、小さな達成感を積み重ねて、自分に自信を取り戻しましょう。
3、自分の主張をアピールする
反論を恐れずに、自分の思っていることを素直にアピールします。
他人にへつらうだけでは始まりません。
4、自分の意見を持っていたほうが、周囲から認められることを理解する
自分の意見を全面的に受け入れてくれるイエスマンよりも、ある程度対比した意見があったほうが相手の評価は上がります。
バチバチと口論する必要はありあませんが、自分の意見は常に持つようにしましょう。
SNS中毒から脱出する最終手段
この方法は、荒療治に近いかもしれません。SNS中毒から脱出できる最終兵器、それは、
デジタル断食
です。すべてを絶つ必要はありません。
例えば、ツイッターを見る時間を一日3分3回にしてみるとか、現在のダラダラ見る生活から変えるだけでも効果が期待できます。
デジタル断食をすれば、確実にSNS中毒から脱出できます。困ったときは試してみてください。