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集中力についての誤解
これから集中力についてお話していきますが、まず集中力に関しての誤解を解いてからにしましょう。集中力についての誤解。それは、
集中力は生まれ持った人にしか身につかないものという誤解
です。たとえばゲームや本、好きなことに集中している間は時間を忘れて集中しています。これは集中じゃない、夢中じゃないか。
そうです。夢中という状態ですね。この夢中の状態を意識的に作り出せたら無敵だと思いませんか?
集中力のある人はどうしているのか
集中力のある人は、この夢中な状態をトレーニングによって、身につけているのです。
なかには生まれながら感覚や経験で身につけている人もいますが、私たちも訓練で必ず身につきます。
しかしそもそも集中力とはなんなのか。そもそも集中力ってのはどこから来ているのだろう?
今回はそんな疑問を解きほぐして行きたいと思います。
前頭葉にある集中力の源ウィルパワー
集中力の源は前頭葉にあります。
前頭葉は意欲、思考、創造性を司る脳の最高中枢です。前頭葉は進化の課程で肥大化し、やがて人間だけが持つ力を手にしました。
それが「ウィルパワー」と呼ばれる思考や感情、意志決定力をコントロールする力です。
ウィルパワーは無限にあるものでなく、一定の決まった量があります。集中力や意志決定力を使うと少しずつ消耗していきます。
ウィルパワーの出所は一つだけ
消耗したウィルパワーを回復する方法は、良質な睡眠、良質な食事、良質な休息、良質な習慣などがあります。
ウィルパワーは器用な使い分けはできません。ウィルパワーは仕事、プライベート分けて使えません。すべてのウィルパワーの出所は一つだけです。
例えば音楽を聴いて歌詞を思い出すのと、仕事の書類を作成しているときの使っているウィルパワーは常に一つのところから出ています。
習慣化でウィルパワーを節約
選択すること、決断することでウィルパワーは消耗していきます。
ウィルパワーを節約する鍵はここにあります。つまり選択すること、決断することを減らしていけばいいのです。ようするに習慣化です。
行動を習慣化して定着させると、ウィルパワーを使わず集中できるようになります。そのエネルギーは、小脳で主に使われるようになるので、ウィルパワーはほとんど消耗しなくなるんです。
つまり、日常生活の選択する部分をできる限り減らすことが集中力を上げる大きな一歩となるわけです。
自販機の前に立ったらコーヒーならブラックのみ、ジュースならコーラしか買わない。このように迷いを減らしていけばウィルパワーを大きく節約できて結果的に集中力をアップさせることに繋がります。
ウィルパワーの鍛え方
とはいえ、好きな飲み物食べ物を選ぶ楽しみもあります。そういう場合はこういうルールでメニューを頼むといいでしょう。
「メニューを見てから10秒以内に選ぶ」
こちらはウィルパワーの節約というより、トレーニングになります。
瞬時に答えを見つけ出すことによって、決断力を上げウィルパワーの総量を増やすことができます。慣れてきたら5秒ぐらいで選んでもよいでしょう。
まとめ
最後に整理したいと思います。
・集中力の源は前頭葉のウィルパワー
・ウィルパワーは決断や選択によって消耗する
・習慣化することでウィルパワーを消費しない
・ウィルパワーを節約するには選択の回数を減らす
・ウィルパワーを鍛えるには決断力を上げる
特別な道具なしで日々の習慣から変えられる、手軽な集中力アップの方法だと思います是非お試しあれ。