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八方美人とは?
どこから見ても欠点のない素晴らしい美人 その意味から転じて、誰からもよく見られたいと愛想よく振る舞うこと
このような人のことを、八方美人といいます。
八方美人は嫌われている?
まず、八方美人が嫌われているかどうかについての問題からお話しします。
先の説明の通り、八方美人は誰にでもいい顔をする人間のことを言います。グループの輪を乱すことはないですし、その性格が特定の人からは好かれることを本能的に知っている人です。
しかし、彼らは常に好かれているのでしょうか?
特定の出来事がきっかけで、周りに分け隔てなくいい顔をしていたにも関わらず、孤独になってしまった八方美人の人もいると思います。嫌われることをしていないのに、一生懸命取り繕ってきたのに、なぜ?
それには、本人は気づいていない理由があります。問題をざっくり一言で言うと、
いい顔をするタイミングに問題があった
ということになります。
不愉快にさせるお世辞の使い方
普段、八方美人でない人でも、たまにはお世辞を言うでしょう。
会社の上司だったり、友達だったり。また、お世辞を言っている人を見る場面もあると思います。その人を見ているときのあなたの気持ちはどうでしょうか?
「うわ、こいつまたお世辞言ってる・・・」
こんな風に、思ったことありませんか?
お世辞を言われて不愉快になる人はいない
そもそも、お世辞を言われて不愉快な気分になる人はいません。私たちが不愉快になるのは、こんな時です。
他人が他人にお世辞を言っている姿を見たとき
あなた自身、普段は嫌な気分で人がお世辞を言う現場を見ているのですが、実際にお世辞を言われると悪い気しませんよね?
八方美人のメリット、デメリット
八方美人のメリットは、誰にでもお世辞を言うので、誰にでも好かれやすいということです。
しかし、同時にデメリットもあります。
それは前述の通り、お世辞を言う現場を他人に見られたときです。お世辞の対象となる人の好感度は上がるのですが、それ以外の人からの好感度は一気に下がります。
複数の人がいるときにお世辞を言うのは、諸刃の剣ということです。
お世辞を言う対象1人の好感度上昇に対して、複数人の好感度が下がる
だから嫌われる。お世辞しか言わないヤツ、と思われてしまうのです。
立ち回りの上手い八方美人
立ち回りの上手い八方美人はどうしているのでしょうか? 先ほど説明したことと、逆のことをすればいいのです。つまり、
他人が見ていない場所でお世辞を言う
ということです。それだけなのですが、彼らは絶大な効果を得ています。効果とはつまり、グループ内での地位の確保です。
ちなみに、心理学的にお世辞の内容は根拠のないものでも、好感度が上がることが分かっています。
例えば頭良さそうな人に見えれば「数学得意そう」とか、運動できそうな人だったら「バスケ上手そう」と言った具合にです。
八方美人の上級者
ワンランク上の八方美人は、相手の願望に沿ったお世辞が言えるような人です。
例えば話している最中に、「ああ、この人は自分が頭いいと思われたい人なんだな」と感じたとします。
お世辞を言うとき、その相手の願望に沿って「相当勉強したんじゃないですか。僕も見習いたいです」と言います。相手が努力していようとも、していなくとも、お世辞の効能はゲットできます。
まとめ
さて、簡単にまとめていきましょう。お世辞を言うときはどうすればいいか。
1、人の見ていない場所でお世辞を言う。
2、お世辞は根拠がなくてもいい。
3、相手の願望に沿ったお世辞を言う。
八方美人で悩んでいる方、周囲の好感度を上げたい方は是非活用してみて下さい。