自分にとって正しい旅行をするための方法【思い込みの心理学】

自分にとって正しい旅行をするための方法【思い込みの心理学】

「スコットランドマレイグ駅」

正しい旅行なんてありません。

・・・タイトルと矛盾していますが、タイトル詐欺ではありません。

正しい旅行というのは存在しないのですが、正しい選択というか、正しい考え方みたいなものはあります。

 

 

目次

刷り込みによる思い込み

「思うようにうまくいかないモー」

私たちは日々、さまざまな思い込みによって行動しています。

例えば、Amazonで商品を購入するとき、その商品の説明よりもまずレビューを見るという人も多いと思います。

レビューの評価が高いからと言って、それが自分にとっていい商品であるということにはなりません。商品の性能、実際に購入した人の意見を精査して、実際に買ってみて初めてそれが正しい選択だったのか分かります。

ところが、人間に一貫性の原理という心理作用が働きます。

実際はそれがベストな選択でなかったとしても、レビューを信じて購入した自分を否定したくないために、まったくよくない商品をいいと思い込んでしまうこともあるわけです。

旅行についても、それが言えます。みんなが行っている世界遺産など、有名な観光スポットに行っても話の種は生まれるかもしれませんが、感動は生まれないかもしれない。

実際に感動したとしても、それがレビュー記事や雑誌からの刷り込みによる感動でないと誰が証明できるでしょう?

今回は、刷り込みによる思い込みから逃れる方法です。正しい旅行は、自分の意思ですべてを選択して起こった感動から生まれます。

人と同じがいいという心理

「下校中の女子中学生」

僕は旅行に行くとき、一人旅がメインです。日常生活でも、極力人に流されないようにしています。意識してまで一人になる理由があります。

実は、一人の状態というのは意識していないとなかなか作れないものなんです。

人間には、周りと同じことをしたいという心理があります。これを心理学では、

社会的証明

といいます。例えば、グループワークをしているとき周囲の意見が自分と違うと、自分の意見が本当に合っているのか疑問に感じて、ついつい周囲の意見に合わせてしまうような状態のことをいいます。

誰も行かない観光地よりも、行列が出来ている観光スポットの方がよさそうに思えてしまう。つまり、社会的証明とは、

多くの人が選択しているのだから正しい

という心理が働いている心理効果であると言えます。数字や見た目の印象だけで判断しているので、確証バイアスと呼ばれる心理効果が働いているとも言えます。

一つの情報だけを信用しない

「布団でぬくぬくのにゃんこ」

人間の脳は、極めて思い込みに左右されやすいようにできています。周囲の意見に流されて失敗する回数を減らすには、自分で情報を集めなければいけません。

そのためには、複数の情報を常に精査する必要があります。

旅行に行くとき、場所を決めるのなら一つのサイトや一冊の雑誌で判断するのではなく、複数の情報源から場所を決めることが重要なファクターです。

ネットでオススメスポットを聞くときも、一人だけに聞くのではなく、何人かの人に聞くといいでしょう。

・・・とはいえ、やはり鉄板の観光地も抑えておきたいところですね。でも、マイナーな観光地を知っていると、ちょっとした自慢になります。

正しい旅行というタイトルは、大風呂敷を広げすぎました。収拾付いてない気がするのですが、この辺にしておきます(笑)

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