軽いけどパワーはあります。それがアルトワークス。ろまん灯籠のリュウシです。
2019年の5月下旬から6月上旬にかけて北海道を一周してきました。2週間ほど走って、8割を車中泊して過ごしました。
旅の感想というよりは、車中泊の感想なので車中泊をしようと思っている人は参考にしてみてください。
目次
車内のレイアウト
アルトワークスの車内は商業車アルトと同じです。4人乗りで普通に乗るだけなら問題ないのですが、これで車中泊をしようとなると話が違ってきます。
ハスラーやエブリィのようにシートを倒すだけでフルフラットになるような車ではないので、工夫しないといけません。
そこで参考にしたのがYouTubeです。いい動画を投稿してくれている方がいました。動画の人はアルトターボRSですが、ワークスでもできます。
詳しいことは動画を見ていただくとして、コンパネを配置するだけでフルフラットにできます。
制作時間は1時間以内、価格的には5000円以内で作ることができました。
どうやって寝るのか
コンパネに寝っ転がるのですが、普通に寝ようと思ってもコンパネを2つ繋げているだけなので堅すぎて眠れません。
そこで使用するのが銀マットです。
キャプテンスタッグの800円ぐらいで売っているやつです。これを敷くだけで快適ベッドのできあがり。
寝袋はナンガのアルピニスト800を使用しています。初冬ぐらいまでなら使用できるコスパ抜群の寝袋です。暑い日はチャックを全開にして、寒いときは全閉にします。よく寝れます。
車内は狭い
アルトワークスは商業車なのでレイアウトを工夫しなければかなり狭いです。また、コンパネも運転席側は短いので足下が少し不安です。
これらを一つずつ解決していくことで、快適空間を手に入れることが出来ます。
レイアウトを再現するとなると、車に大量の荷物を積まなければならないのでなんとなくで説明していきます。
運転席の後ろには調理道具を入れたホムセン箱を配置し、その上に着替えを入れたバッグを置きます。そうすると高さが出てコンパネとほぼ同じ高さになります。床が一つ増えます。
キャンプ道具はコンパネを展開する際に助手席に移します。たまたま持っていた箱が、助手席にピッタリ収まったので移動させる手間がかなり省けました。
ちなみにシートの上にコンパネを敷いているので、天井がかなり近いです。料理はできません。173センチの僕があぐらをかくと首を丸めないと座れません。身長が160センチ代の人であれば不自由ないかもしれませんが、僕には無理でした。
足を伸ばして寝れるのか
助手席を全開まで前に出して、全開までに前に倒してコンパネを配置しますがそれでも車内は広くはありません。
広げたコンパネに銀マットを敷いて斜めに寝て、ようやく足を伸ばせるといった感じです。ピンと伸ばすと助手席のシートに足が当たります。
まあ、常に気を付けして寝る人はいないのでどうにかなるとは思います。173センチの僕でジャストフィットだったので、175センチ以上になってくると厳しさが出てくるでしょう。
ちなみに何度か寝起きで、トランクスペースにある金具に頭を打ちました(笑)皆さんどうぞご注意を。
目隠しについて
人によっては使わないという人もいるようですが、車中泊をすると街頭の近くに車を停めることもあります。
なので目隠しがないと非常に眩しいです。僕が目隠しに掛けた予算は108円と驚きの価格。
サイドの目隠しは段ボールを使い、後ろはセリアで売っていたサンシェードを折り曲げて使用しました。運転席のサンシェードは元々持っていたもの、かつ貰い物なので費用をゼロ円とカウントします。
ダンボ-ルは新聞紙で型紙を作って、切り取りました。ちょっとした手間は掛かりますが、一度作ってしまえば窓に引っかけるだけで使えるので便利です。ただ、窓が結露してしまったりすると外れることがあります。
もっと大きめに作るか、テープで固定する必要があるかもしれません。あとは見た目の問題です。Amazonの段ボールなので貧乏くさいことこの上ないです。結露防止も含めて、安い銀マットを貼り付けるのもいいかもしれません。
四人乗りなら大体車中泊出来る
僕が北海道一周するなかで出会った人の中には、椅子を倒すだけで車中泊している人もいました。
定年を過ぎた割と年配の方だったので、その気になれば椅子を倒せる車だったら車中泊できるんだなと思ったものです。
工夫次第ではどんな車も車中泊仕様にできるので、一度自分の車でも試す価値はあります。助手席を倒すだけはツライかもしれませんが、後部座席が倒れたりする車だと高確率でコンパネを展開できます。
ビジネスホテル一泊分で、何泊もできるホテルが出来るんですからこれはオトクですね。