こんにちはリュウシです。
今回はマルチエフェクターのレビューです。
僕自身ギターは初心者で初めてのエフェクター選びに悩みました。
色々調べた結果、初心者にはマルチエフェクター一択なのではないかと思い探したところこの「ZOOM G1X FOUR」が候補に挙がりました。
目次
なぜ初心者にはマルチエフェクターなのか
僕は弦楽器の経験はウクレレしかなく、エフェクターについては無知でした。どのようなエフェクターでどのような音が出るかは調べれば分かりますが、どのような組み合わせでどのような音が出るのかは知りません。
コンパクトエフェクターを例に挙げると、ブルースドライバーで歪ませた音をオーバードライブで増幅するというような感じです。
経験者は簡単に言いますが、それを試すとなるといくつものエフェクターをまず揃えなければいけません。
自分の好みの音がどのエフェクターで、どういう組み合わせと調整でそれを実現できるのか。これを初心者がいきなりやろうとすること自体に無理があるという話は置いておいて、仮にやろうとすると金銭面的に厳しいです。
例えばBOSSのオーバードライブOD-3とブルースドライバーBD-2を買うと2万円を超える値段になります。当然ですが、違う音を求めると違うエフェクターも必要になってきます。
その点マルチエフェクターZOOM G1X FOURは、始めから70種類以上のエフェクトを1万円前後で使えます。
どの音を掛け合わせたら、どんな音を作れるのか、音作りを学ぶ点でも豊富なエフェクトは助かります。
これが僕が初心者、初めてのエフェクターはマルチエフェクターが最強であると考えた理由です。
ZOOM G1X FOURの主な性能
様々な仕様については公式ホームページの方が詳しいので、ここでは僕が便利だと感じた機能についてだけお話します。
一応メーカー商品紹介リンクも貼っておきます。
↓↓↓
ZOOM G1X FOUR
・豊富な種類のエフェクト
・PCと連携した編集
・軽量コンパクト
豊富な種類のエフェクト
豊富なエフェクトを一台で使えるのは、マルチエフェクターの強みだと思います。このZOOM G1X FOURには実在のアンプとキャビネットをエミュレートした13種類のアンプシミュレーターが付いています。
僕はPCに繋いでオーディオインターフェースを通して聴くことが多いので、アンプシュミレーターは常に入れたままです。シュミレート元のアンプを生で聴いたことはありませんが、流れてくる音はかなりいい音だと思います。
ZOOM G1X FOURは最大で5つのエフェクトを同時に使用することができます。、ノイズカットと他3つのエフェクターを使用できるという設定にしています。
他にはノイズカットとアコースティックシュミレーターというアコギの音をシュミレートした音源で練習していたりもします。
今のところ複雑な組み合わせは使っていないのですが、それでも満足度はかなり高いです。
PCと連携した編集
上述の編集はZOOM G1X FOUR本体でもできるのですが、PCと同期するともっと便利です。
例えば組み合わせの順番の変更です。本体側だとちょっと操作が面倒なのですが、PCで行うとドラッグするだけで順番を入れ替えることができます。
なぜ順番を入れ替える必要があるのかというと、基本的にエフェクターは直列で繋がっているからです。ノイズカットを先に行ってアンプで音を流すのか、アンプで流す音をノイズカットするのか、ようするに先にノイズカットを入れるか入れないかだけでだいぶ音が違います。
僕は基本的にアンプシュミレーターを一番最後にして、ノイズカットを先頭に配置しています。こうすることによってよりクリアに音が出ます。まだ手探りなのでこれが正解かは分かりませんが、少なくとも僕の耳にはよく聞こえます。
PCと接続すると追加のエフェクトやパッチを受け取ることもできます。
軽量コンパクト
これに関しては、他のマルチエフェクターを所有したことないのでなんとも言えないところかもしれませんがやはり軽くて取り回しがしやすいと思います。
僕が使っているアリアの激安ギグバッグのポケットにすっぽりと入ります。ちなみにZOOM G1X FOURを入れているケースはダイソーで購入しました。
タブレットケースみたいな名前で売られていたと思います。
専用かなというぐらいピッタリサイズです。多少の余白はありますが、むしろ入れやすくて最高です。確か「タブレットPCケース」みたいな名前で売られていました。ケースをお探しの方はダイソーを見てみるといいかもしれないです。
ZOOM G1X FOURのデメリット
悪いところが一つもない製品なんていうのは多分存在しないので、一応ここが今ひとつかなというポイントもご紹介します。
・ルーパーが短い
・ペダルで1スロット食う
・あくまでもデジタル
ルーパーが短い
正直1万円でルーパー機能とリズムパターンが付いているだけでもオトクという説はあるのですが一応・・・。
ルーパーというのは、あらかじめ録った音声をループ再生する機能です。このルーパーで録れる時間は30秒です。
30秒というと12小節のブルースがギリギリ収まるか収まらないかぐらいの秒数です。それなりに早いテンポなら収まりますが、スローブルースだと確実に収まりません。
40秒あればもっとゆとりを持って録音できるのになと思います。少しだけ残念なポイントです。
これに付随して付属のリズムパターンを使用することになると思うのですが、このリズムパターンもなかなかいいです。ドラムの音も安っぽい感じではなくちゃんとしています。リズムパターンは68種類。
ルーパー付きでリズムパターンも付いて1万円は価格破壊もいいところです(笑)
ペダルで1スロット食う
ZOOM G1X FOURを所有している人の中で、一番の不満点はここじゃないかと思います。ZOOM G1X FOURにはペダルが付いています。
これはワウやボリューム、ピッチコントロールなどを足元の操作でリアルタイムに出来るというものです。この機能自体は素晴らしいのですが、これを使う為には前述の最大同時に5スロット使えるエフェクトの内の1スロットを使用してしまうんです。
僕の環境の場合、
ノイズカット 1スロット
とすでに2スロット使っているので、残り3スロットしか使えません。となるとペダルを入れた場合、使えるエフェクターは2つということになります。
なので音に幅を出したい場合は、ノイズカットをオフにするなりアンプシュミレーターを使わないで音作りをする必要が出てきます。
正直、これがZOOM G1X FOURの一番の弱点なのではないかと思います。
今のところペダルを使うような曲を練習していないので困っていないのですが、使うことになったら個人的にノイズカットは必須で入れたいのでアンプシュミレーターを使わずに音作りということになりそうです。
あくまでもデジタル
これは弱点というよりも、それを理解して使えばそれで済む話です。
マルチエフェクターは一般的なコンパクトエフェクターと違って、一度ギターの音を機械に取り込んでエフェクトが掛かります。
そのために機械っぽい音が出ると言われています。それとあくまでシュミレートされた音源なので本物とは少し違います。
とはいえ、それでマルチエフェクターが本物に叶わないというわけではない気もします。この機種ではありませんが、LUNA SEA、X JAPANで活躍されてるSUGIZOさんもマルチエフェクターを使用しています。
ようするに自分の好きな音が出せれば、マルチエフェクターだろうが普通のエフェクターだろうが関係ないわけです。
マルチエフェクターは邪道とかいう人もいるようですが、実際使ってみると色々遊べて楽しいですしやっぱり初心者には最強だと思います。
安い! 軽い! 多機能!
僕は常に費用対効果を考えてしまうコスパ厨なので、やはり購入したものに対する満足度を考えます。
このZOOM G1X FOURは満足度はかなり高い商品でした。
同じぐらいの機能を求めるとBOSSのマルチエフェクターが候補に挙がるのですが、この製品の二倍の値段はします。店頭で見たり、YouTubeの動画で見たりもしたのですがこの二機種に突出した音質の違いはないように感じました。(もちろん好みの違いはあります)
ZOOM G1X FOURの音質が好きであれば、この製品は間違いなく「買い」です。
初めてのエフェクターを探している方、マルチエフェクターを持っていない人にはもれなくオススメできる機種それがZOOM G1X FOURなのではないかと思います。
余談ですが、AC電源よりも電池駆動の方が安定する気がしたのでエネループの駆動オススメです!
ZOOM G1X FOUR ACアダプタなし
ZOOM G1X FOUR ACアダプタあり
エネループ
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