こんにちはリュウシです。今回はGoogle Pixel Buds Proのレビューです。
Pixel7のキャンペーンで実質12000円ぐらいで手に入れました。
以前から持っていたPixel Buds A-Seriesとの比較も加えつつレビューしていきたいと思います。どちらを買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。
双方のレビューを軽くして、二つを比較するという形で行きます。
目次
Pixel Buds A-Seriesの性能と音質
まずPixel Buds A-Seriesの性能を見ていきましょう。
サイズなどの詳細は省きます。
・防滴仕様
・パッシブノイズリダクション
主立った特殊な機能はこの程度です。このシリーズのコンセプトは必要十分かつコスパにすぐれているというところなので、こんなもんかなという感じです。
防滴仕様
防滴性能はIPX4です。一般的な防滴性能といった感じです。
ちなみに防滴仕様なのはイヤホンの方だけで、充電器である本体は防滴仕様でないので注意が必要です。
パッシブノイズリダクション
パッシブノイズリダクションというのは、周囲の音に合わせて自動的に音量が上がったり下がったりする機能です。
この機能は基本的にオフ推奨です。ハッキリ言ってゴミ機能です。自動的に調整と聞くといいような感じがしますが、周囲の音量を察知して急に爆音になることを意味します。僕は音に敏感な人間なので本当にビックリします。
自分で調整したほうが圧倒的にいいです。
音質と着け心地
音質については11900円という値段を考えると相当いいと思います。
強いて言うなら少し低音が物足りなくて高音がキンと来る感じがしますが、それってつまりバランスがいいとも言えると思います。中音域が聴きやすいという感じです。
どの音楽を聴いても違和感なく馴染みます。上を見ればいいものはあると思うのですが、同価格帯のイヤホンと比較しても頭一つ出ているなという印象です。
なによりも着け心地がかなりいいです。価格帯のイヤホンを使っていたのですが、音質こそいいものの1時間も着けていると耳が痛くなるようなものでした。Pixel Buds A-Seriesは耳の形状に合うようによく考えられた形状で、数時間着けていてもまったく痛くなりません。
正直、このポイントは音質よりも重要なことなのではないかと思います。音質が良くても心地よく聴けなければ意味がないですから。
Pixel Buds Proの性能と音質
次にPixel Buds Proの性能と音質です。
・防滴仕様
・ワイヤレス充電
・アクティブノイズキャンセリング
充電器本体の見た目はプロが少し大きいぐらいでAシリーズと同じなのですが、性能は結構違います。
防滴仕様
Pixel Buds Proの防滴性能はイヤホンがIPX4でケースがIPX2です。
イヤホンの防滴性能は同じなのですが、ケースにも防滴機能がつきました。雨の日でもそのままケースを出してイヤホンを装着することができます。
気を付けていればいらないかもしれませんが、ちょっとした安心感があります。
ワイヤレス充電
この機能もいらないといえばいらないかもしれません。
ワイヤレス充電器、もしくはスマホ本体からコードを繋がずに充電できる機能です。
多分僕は使いませんが、ライフスタイルによってはかなり便利な人もいるかもしれません。
アクティブノイズキャンセリング
Pixel Buds Proの目玉機能です。外音を遮断して音楽への没入感を高めてくれます。
この機能、想像以上に外音を打ち消してくれます。
僕が持っているノイズキャンセリングできるオーディオ機器は、他にソニーのWH-1000XM3というワイヤレスヘッドホンがあります。
さすがにヘッドホンと比べるとノイズキャンセリング性能は劣りますが、かなり外音を遮断してくれます。
ただし、ちょっとしたデメリットもあります。それはホワイトノイズが聞こえるという点。普通に音楽を流しているときは聞こえないのですが、静かな部屋で音楽を止めていたり小さな音量にしたりするとサーっというホワイトノイズがわずかに聞こえてきます。
これは逆の音で打ち消すというノイズキャンセリングの原理を考えると仕方ないことなのですが、ヘッドホンでは聞こえない音だったのでちょっと驚きました。この辺りの技術力はまだまだということなのかもしれません。
一昔前のソニーのヘッドホンもこんな感じだった気がします。
音質と着け心地
音質については満足です。Aシリーズ同様バランスがいい印象です。
ただ、やっぱり低音は弱い。イコライザでイジれば出るのですが、そういう話じゃないんです。あくまでプレーンで低音の重さを感じるのが好きなので(笑)
ちなみに値段は23800円。Aシリーズのちょうど倍の値段です。
着け心地も今のところ耳が疲れるということもありません。安いノイズキャンセリングだと耳が圧迫されるような感覚があるのですが、このイヤホンに関してはそれもありません。
Google Pixel Buds ProとPixel Buds A-Seriesとの比較
皆さん気になっているのはGoogle Pixel Buds ProにはPixel Buds A-Seriesの倍の金を出して買う価値があるのかということだと思います。
結論はもう少し先で話すとして、比較から入ります。比較する上で主な焦点になるのは以下の3つだと思います。
・音質
・着け心地
・ノイズキャンセリング
音質
これに関しては好みの問題だと思います。ノイズキャンセリングをオフにしたGoogle Pixel Buds ProとPixel Buds A-Seriesを聞き比べて見ると意外に差が分かります。
Google Pixel Buds Proはノイズキャンセリングをオフにすると、よく言えば立体的悪く言えばスカスカな音質になります。ノイズキャンセリングを付けると音の粒立ちを感じられるようになるので、ノイズキャンセリング前提で作られているような感じがします。
その割に静かに始まる曲のときに目立つホワイトノイズ。この点はちょっとどうなのと思ってしまいます。
Pixel Buds A-Seriesの方が好きという人は一定数いると思います。正直、ノイキャン抜きで考えるとAシリーズの方が好みです。
ちなみにスピーカードライバ一はGoogle Pixel Buds Proのスピーカードライバは11mmでPixel Buds A-Seriesのスピーカードライバは12mmでした。
まったく同じものを使っている訳ではないようです。スピーカードライバは口径が大きいと低音が出やすく口径が小さいと高音が出やすい特徴があるようです。
1mmの大きさがどこまで影響を及ぼすか分かりませんが、音質に関して言えば倍の値段の音質のよさは感じません。
着け心地
これに関してはPixel Buds A-Seriesの方が僕には好みでした。
Pixel Buds A-Seriesには耳に掛ける部分が付いていてこれがあることによってフィット感が高くなっていました。
Pixel Buds Proにはこの耳に掛ける部分がなく、単に耳にスポッと嵌める形になっています。一度嵌めてしまえば取れることはないのですが、より耳の奥に入れている感覚があり、Aシリーズと比べると若干圧迫感があります。
僕はまだ許容できる圧迫感なのですが、万人に合う形状ではない感じがしました。
ちなみに、着けているときの操作性はPixel Buds Proの方が圧倒的に上です。Aシリーズにはなかった音量調節機能が付いているので非常に使い勝手がよくなりました。
Pixel Buds ProとPixel Buds A-Seriesどちらを選ぶか
最終的にはお財布事情とかが関わってくるので一概には言えないと思いますが、選ぶ際のポイントはこれだと思います。
ノイズキャンセリングに二倍の値段出せるか
Google Pixel Buds Proのノイズキャンセリング機能はかなり優秀です。
ですが音質的に見ればAシリーズで十分満足できると思うので、結局のところノイズキャンセリングがいるかどうかで決めるのがいいと思います。
ちなみにソニーのノイズキャンセリングイヤホンは、安いものだと2万円以下で買えます。イヤホンは向き不向きがあるのでこちらから試すのもありだと思います。恐らくノイズキャンセリング性能はそこまで大差ないです。
僕の場合、Pixel7に買い換えてキャンペーンを利用して、かなり安く購入できたので不満はないです。まっさらな状態で定価で買うことは多分ないかなという感じです。
まとめ
そろそろまとめに入りましょう。Google Pixel Buds Proは、
Pixelシリーズ等を購入してクーポンやストアクレジットがある人は即買い
Pixelシリーズ等を購入してなくクーポンやストアクレジットがない人は他社製
という感じでしょうか。ずば抜けて音質がいいというわけではなく、あくまでもバランスがいいという印象のイヤホンなのでこんな評価です。
ですがPixel Buds A-Seriesに関しては話が別です。
低価格で音質のいいイヤホンを探しているならPixel Buds A-Series 一択
このAシリーズに関してはキャンペーン抜きで定価で買っても満足できるイヤホンであるといえます。ノイズキャンセリング機能がないのが難点ですが、自宅用イヤホンを探しているみたいな人には全力で薦めるレベルです。
Amazonだと10000円以下で購入できるようです。
恐らく僕は今後Proを外用、Aシリーズを自宅兼PC用とすると思います。
そう考えるとノイズキャンセリングはソニー、自宅用はAシリーズとするのがコスパ最強かもしれません。
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